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コーエン兄弟がフォークシンガーを描いた新作について語る!-ニューヨーク映画祭

コーエン兄弟がフォークシンガーを描いた新作について語る!-ニューヨーク映画祭
(左から)ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン、オスカー・アイザック、ジョン・グッドマン

 第51回ニューヨーク映画祭(NYFF'51)で、 数々の秀作を手掛けてきたジョエル&イーサン・コーエン兄弟が、新作『インサイド・ルウェイン・デイヴィス(原題) / Inside Llewyn Davis』について、オスカー・アイザックとジョン・グッドマンと共に語った。

 同作は、1961年のニューヨークのグリニッチビレッジを舞台に、住居もない売れないフォークミュージシャンのルウェイン・デイヴィスが、さまざまな困難に直面する1週間を描いている。コーエン兄弟は、デイヴ・ヴァン・ロンクの回想録「ザ・メイヤー・オブ・マクドゥーガル・ストリート(原題) / The Mayor of MacDougal Street」を基にして脚色した。

 設定を1961年にしたのは「僕らはボブ・ディランが登場する前のフォークシーンを描くつもりだった。なぜならボブ・ディランがフォークソングを変えた人物として世間に知られているが、僕らはそのことには興味がなかったからだ」とジョエルが答えた。さらに彼は、当時のフォークミュージシャンは、伝統のフォークソングを歌うか、オリジナルソングを披露するかに分かれていたことについて「ボブ・ディランが登場する前にもシンガーソングライターはいたが、伝統的なフォークソングをカバーすることで、歌手として信頼を得るか、それともボブ・ディランのように自分でオリジナルソングを作るかに分かれ、当時は観客の間でも興味深い反応か皮肉な反応かに分かれていた」と明かした。

 ルウェイン役についてオスカー・アイザックは「ルウェインは、できる限り真のフォークシンガーであろうとして、古い伝統的なフォークの曲ばかりを歌っている。だが、ボブ・ディランらが現れる新たなフォーク時代にさしかかっていることに気付き始めていく。そこで、彼は今後どうするかを考え始めていくんだ」と説明した。

 映画内で使用される曲の選考についてイーサンは「脚本を執筆中に2、3曲使用したい曲があって、音楽を担当したT=ボーン・バーネットに脚本を送り、彼と共に全て話し合って決めていった」と答え、さらにオスカーは「映画内で僕が車の中で演奏している曲『グリーン・ロッキー・ロード』は、僕が勧めて入れてもらった曲なんだ」と明かした。また、歌を披露しないローランド役を演じたジョン・グッドマンは「心の中では歌っていたよ」とジョークで笑いを誘った。

 映画は、フォークソングを披露するオスカーの美声だけでなく、時代背景も注目すべき映画に仕上がっている。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)


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