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ハリウッドの問題児といわれたデヴィッド・O・ラッセル監督、今やステキな大人に!?【第86回アカデミー賞】

ハリウッドの問題児といわれたデヴィッド・O・ラッセル監督、今やステキな大人に!?
優しそうな笑顔! - デヴィッド・O・ラッセル監督

 このほどロサンゼルスで、映画愛好団体アメリカン・シネマテークが主催する映画『アメリカン・ハッスル』の特別試写会が行われ、本作でアカデミー賞監督賞候補になっているデヴィッド・O・ラッセル監督が上映後にトークを行った。

 三つぞろえのスーツに身を包んで、会場から走って登場したラッセル監督は、用意された椅子に腰を下ろすと早速、司会者に質問されたことからされないことまで、身振り手振りを交えて熱くおしゃべり。

 若いころは脚本家を目指していたというラッセル監督は、20代にはイベントなどに派遣されるバーテンダーをしながら生計を立てていたと話し、パーティー会場で偶然、マーティン・スコセッシ監督や映画『卒業』のマイク・ニコルズ監督などにドリンクを用意したこともあったとか。

 観客とのQ&Aでは、女優のタマゴだという観客から「監督の立場でアドバイスを」と頼まれ、「心地よく演技できるようになること。毎日モノローグを練習したり、好きな映画のセリフを暗記して演じたり、何か自分の演技のためになることをするんだ。それからオーデションのときもリラックスして、その場にいる監督に逆に自分から提案して演技してみせたりする。生意気でカッコいいだろ? これで印象バッチリになる」と質問した女性にニッコリ。

 若かりし日の監督は、気性の激しさから撮影現場でジョージ・クルーニーやリリー・トムリンなどの出演者といざこざを起こし、「ハリウッドの問題児」などといわれた時期もあった。そんな監督も御年55歳。「そううつ病の息子のケアのために奔走したり離婚を経験したり、この数年間でいろいろあった」と感慨深げに語るラッセル監督は、人生の辛苦を味わったことで人の痛みを理解できるステキな“大人”になったようだ。

 そんなラッセル監督だからこそ、一緒に仕事をする俳優たちに慕われ、その信頼が良い演技や秀作を生み出すという、近年のサクセスにつながったのではないだろうか。果たして、今年のアカデミー賞でラッセル監督にオスカー像がほほ笑むことになるか。授賞式が楽しみである。(写真・文・ロス取材:明美・トスト / Akemi Tosto)

第86回アカデミー賞授賞式は、3月3日(月)午前9時よりWOWOWプライムにて生中継(夜9時よりリピート放送)


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