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アカデミー賞主演男優賞候補マシュー・マコノヒーが語る『ダラス・バイヤーズクラブ』の魅力とは?

アカデミー賞主演男優賞候補マシュー・マコノヒーが語る『ダラス・バイヤーズクラブ』の魅力とは?
マシュー・マコノヒー

 マシュー・マコノヒーが、アカデミー賞主演男優賞候補となった話題作『ダラス・バイヤーズクラブ』と俳優人生について語った。

 同作は、1985年にHIV陽性で余命30日と宣告されたダラス在住の粗暴なロデオカウボーイ、ロン・ウッドルーフ(マコノヒー)が、医療機関の対応に我慢できず自主治療を決断し、海外の無許可の治療薬を試しながら、性同一性障害のレイヨン(ジャレッド・レトー)と共に、エイズ患者に薬を売る組織「ダラス・バイヤーズクラブ」を立ち上げるというストーリー。映画『ヴィクトリア女王 世紀の愛』のジャン=マルク・ヴァレがメガホンを取った。

 個性的なロン役を演じた経緯は「実際の彼は利己的で、セールスマンが押し売りするような性格だったことが気に入ったんだ。それに、この映画は(HIV患者を)感傷的には描いていない。脚本に記されている彼の真実と心情、そして神をも冒涜(ぼうとく)するようなユーモアを、僕がいかに引き出すか、という挑戦ができると思ったんだ。これがハリウッド作品ならば、ロンは映画の後半でそれまでの自分の行為に謝罪していただろうね」と語った。妥協しないロンの性格は、独立系映画に適していたようだ。

 ロンの役作りについて「彼がジャーナリストに話した約16時間のテープや、雑誌や新聞の切り抜きを彼の家族から事前に手に入れ、日記も読み、彼の記した文面の行間からくみ取れる意図も探った。テープを聴いた際には、ジャーナリストに自分をいかに売り込むかというセールスマン的な要素が見えた。それに中学卒業の学歴しかないのに、ことエイズに関しては医療科学のエキスパートのように話していた。だから僕はシーンによっては、自分が想像できるロンを4つ、5つのバージョンに分けて、その全てをトライしたこともあった」と明かした。

 映画『バッド・チューニング』でデビューし、20年間俳優を続けられた秘訣(ひけつ)は「『バッド・チューニング』は大学4年の時にわずか1週間出演しただけで、『演技が上手だ』と人から褒められ、この仕事が好きになった。俳優として幸運なスタートだが、この業界に入って常に結果だけを求めるのなら、他の職業をやった方が良い。俳優として演じる過程を楽しめなければ意味がない。楽しめれば結果も付いてくる」と答えた。

 映画は、マシュー・マコノヒーの迫真の演技と、決して美化せず描いた監督の演出を評価したい。 (取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)


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