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『ノア』ダーレン・アロノフスキー監督、中国での上映見送りは「残念」

『ノア』ダーレン・アロノフスキー監督、中国での上映見送りは「残念」
会見に出席したダーレン・アロノフスキー監督

 ラッセル・クロウ主演の映画『ノア 約束の舟』のメガホンを取ったダーレン・アロノフスキー監督が14日、六本木の東京ミッドタウンで行われた来日記者会見に出席し、中国で同作の上映が見送りとなったことを残念がった。

 アロノフスキー監督の来日は、2007年に東京国際映画祭で上映された映画『ファウンテン 永遠につづく愛』以来、7年半ぶり。親日家として知られるアロノフスキー監督だけあって、「4度目の来日。日本に戻ってこられて興奮しているよ」と笑顔を浮かべた。

 旧約聖書の創世記に記された「ノアの箱舟」の物語を実写化した本作は、アロノフスキー監督の長年の構想を実現したものだという。「僕が13歳の時の先生がすごくいい先生でね。『平和について詩を書くように』という課題が出たんで、『ノアの箱舟』についての詩を書いたんだ。その詩が国連のコンテストで優勝し、国連で詩を読むチャンスがあった。そこがストーリーテラーになろうと思った原点だね」と明かした。

 恩師への思いは深いものがあったようで、「実はその先生を探し出して、ラッセル・クロウと一緒に出てもらうことになった」というアロノフスキー監督。驚く会場内に向けて、「ラッセルが街を歩いている時に、片目のない老女に会うシーンがあったけど、あのシーンの老女が先生なんだ」と説明していた。

 全世界で大ヒットを記録している本作は、日本が最後の劇場公開国となる。だが宗教的な理由によって、中東や中国では上映が見送られてしまっている。それを踏まえて、アロノフスキー監督は「フィルムメーカーという、娯楽を提供する仕事をしている者として、地球上全ての人に観てもらいたいし、がっかりもしている」と切り出すと、「中国でなぜ公開できないのか、理由はわからない。再検討してもらいたい。『ブラック・スワン』も中国では公開されなかった。いつかチャンスが来て、中国の人も本土で映画を観てもらえる日が来るように願っているよ」とコメントを寄せた。(取材・文:壬生智裕)

映画『ノア 約束の舟』は6月13日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国公開


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