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ロングラン中『チョコレートドーナツ』 、ボブ・ディランの名曲に込められた意味は?

ロングラン中『チョコレートドーナツ』 、ボブ・ディランの名曲に込められた意味は?
名曲への思いを語った友部正人(左)と赤坂泰彦

 26日、渋谷シネパレスでロングラン大ヒット中の映画『チョコレートドーナツ』のサントラCD発売記念トークショーが行われ、シンガーソングライターの友部正人とラジオDJの赤坂泰彦が出席し、劇中の重要なシーンで登場するボブ・ディランの名曲「I Shall Be Released」について語り合った。

 同作は1970年代のアメリカを舞台に、歌手を目指しているショーダンサーのルディ(アラン・カミング)と弁護士のポール(ギャレット・ディラハント)のゲイカップルが、ダウン症の少年マルコ(アイザック・レイヴァ)を引き取ろうと奮闘する人間ドラマ。4月19日にシネスイッチ銀座で公開するや口コミで広がり、3か月たった今でもロングラン上映している感動作だ。

 劇中では1970年代の名曲が数々登場するが、特に胸を揺さぶるのが後半で主人公ルディが「I Shall Be Released」を歌うシーン。人や時代によって解釈も異なる同曲について、自身もカバーしている友部は「結構あいまいな歌詞なので歌う人によって内容や訳が全然違うし、僕も字面をたどった意味は分かっていたけど、何を歌っているのかとか肝心なことはわからなかった」と述懐。その上で本作の日本語訳を見た際には膝を打つ思いだったそうで「映画の後半にこの歌が現れて日本語訳が出てくる時に一挙に分かった。これはキリストのことを言っているんだなと。答えに出会ったような気がしました」と振り返った。

 一方、赤坂もルディがポールを見つめて「I」を「We」に変えて歌っているシーンに触れて「ひとつだけかもしれないけど、彼ら2人の絆みたいなものにだけは希望があるんだろうか、といったことを含めてあそこは変えていたのかなと思いました」とこの曲に込められた自身の感想を語った。本作の原題「Any Day Now」は歌詞のフレーズ一部から取られたもので、歌の意味を感じながら観ると更に映画を楽しめそうだ。(中村好伸)

映画『チョコレートドーナツ』は公開中


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