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映画祭の作り方!地元愛がカタチになるとカッコイイ!

映画祭の作り方!地元愛がカタチになるとカッコイイ!
(左から)硲さん、高橋さん、竹中さん、福島さん

 7日、「映画祭のつくり方」と題されたトークイベントが都内で開かれ、地域に根差した個性的な映画祭を運営する主催者が集まって、立ち上げの経緯や、今後の映画祭の在り方などを語り合った。登壇したのは、「東葛映画祭」(千葉県北西部の柏など6市)の高橋邦夫さん、「Kisssh-Kissssssh(きしゅ~きしゅ~~)映画祭」(和歌山県・加太)の硲勇さん、「ヨコハマ・フットボール映画祭」(神奈川県・横浜)の福島成人さん、「シネコヤ」(神奈川県・藤沢)の竹中翔子さんの4人。

 立ち上げの経緯はさまざまだが、来春10回目を迎える「東葛映画祭」の高橋さんは「東葛地域は東京のベッドタウンで、街への愛着が薄くなりがち。地元が舞台の映画や、地元出身の映画人を紹介して、映画で観ると地元もかっこいいんだと地域を盛り上げ、映画の街にしたいと考えた。それに、東京に行けばすぐ映画が観られるので、逆に地元の映画館が少ないんです」と、地域の現状と映画祭の関係を語った。

 民家を改装したギャラリーでの無料上映を中心に、地域の飲食店ともコラボして常設映画館を目指している「シネコヤ」の竹中さんは、「シネコヤ」を思い立った理由について「2館あった地元の単館系映画館が閉館し、好きな映画を観る場所がなくなった。なら自分で作っちゃえと」と明かした。

 一方、「サッカーファンに『やってくれよ』といわれた」というのは福島さん。「自主制作などサッカー映画もたくさんあるが、上映は少ないし、サッカーファンはサッカー場に行くのに忙しい(笑)。まとめてくれないかと。字幕も僕たちで作るのでズレたりしますが、僕が壇上で頭を下げて許してもらっています」と、こちらは映画祭ファンとのつながりが、継続の秘訣(ひけつ)のようだった。

 今月20日~21日に、2度目の開催となる「Kisssh-Kissssssh映画祭」の硲さんは「加太という小さな漁村の映画祭ですが、来場者の6割は県外。中には東京や福岡からの方も。海岸線を走る電車に乗って到着し、猫と遊んだり、地元のおばあちゃんの手作り揚げパンを食べながら村を歩き、海辺で映画を観る。来場者には日常を離れた体験が新鮮だと喜んでもらっています」とその地域ならではの映画祭のあり方について語った。

 映画を上映する場の作り方として福島さんは「映画館も、ただ映画を流すだけでは寂しい。人と出会える場にしたい」、竹中さんは「地域やそこにいる人たちと映画を結び付けたい」、硲さんは「野外で映画を観ると、環境が偶然のミラクルを起こしてくれる」など熱いトークを展開した。(取材/岸田智)


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