米大手配信会社Netflixが日本に進出！今秋からサービス開始

　アメリカの大手映像ストリーミング配信事業会社Netflixが、今秋日本に進出することを発表した。また2016年年末までに世界展開を完了させたい意向を示している。

　同社は1997年に設立。アメリカほか、ヨーロッパ、南米などの世界50か国で事業を展開しており、5,700万人以上の会員数を誇っている。映画やテレビドラマ、ドキュメンタリーを中心に配信しているほか、ドラマ製作事業も行っており、自社製作のドラマ「ハウス・オブ・カード 野望の階段」は第72回ゴールデン・グローブ賞テレビドラマ部門や第66回エミー賞で作品賞にノミネートされ、その質の高さも認められている。

　日本では、日本のドラマや邦画のみならず、マーベルの人気コミックを同社がドラマ化した「デアデビル（原題） / Daredevil」や、「マルコ・ポーロ（原題） / Marco Polo」「センス8（原題） / Sense8」などの自社製作ドラマのほか、第87回アカデミー賞の長編ドキュメンタリー賞にノミネートされている『ヴィルンガ（原題） / Virunga』などを配信していく予定。すでに同社のウェブサイトは日本語に対応しており、「日本で近日中にご利用いただけるようになります」という文面が表示されている。

　日本の事務局の担当者には、グレッグ・ピーターズ氏が就任。2008年に入社した彼は、2013年から家電メーカーやインターネット業者などと提携しNetflixコンテンツの視聴プラットホームを充足させることを目的とする、ストリーミング・パートナーシップ部門の責任者になっている。

　同社のツイッターでも日本進出を発表。「こんにちは日本（富士山の絵文字）今発表されました。Netflixがこの秋あなたの国にやって来ます！」とツイートしている。（編集部・井本早紀）