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『アーティスト』監督が3年ぶり来日!「戦争の実像を届けたかった」と新作を語る

『アーティスト』監督が3年ぶり来日!「戦争の実像を届けたかった」と新作を語る
3年ぶりの来日を果たしたミシェル・アザナヴィシウス監督

 第84回アカデミー賞で監督賞をはじめ5部門に輝いた白黒無声映画『アーティスト』のミシェル・アザナヴィシウス監督が19日、最新作『あの日の声を探して』のプロモーションのためフランス・パリより3年ぶりの来日を果たし、都内で小説家・エッセイストの室井佑月とトークショーを行った。アザナヴィシウス監督は「日本の方々はいつも温かく、リスペクトを持って迎えてくださるので、毎回、来日をとても楽しみにしています」と笑顔であいさつした。

 最新作ではテロが頻発したチェチェンの紛争を題材に、両親を亡くし、失意で声を失った9歳の少年ハジが、EU職員の女性に拾われ再生していく姿を描く。アザナヴィシウス監督は、室井から「戦争はわたしたちにとって最も嫌なこと。でも、なくならない。今回もチュニジアでテロがありましたが、ニュースでは30秒しか取り上げない。この作品ではそんな報道が取り上げないことを淡々と描いていて考えさせられました。わたしはこういう映画を観たかった」と絶賛されると、うれしそうな表情を見せた。

 悲劇のヒーローが登場する“戦争賛美”な商業作品が苦手だという室井に、アザナヴィシウス監督も「戦争映画を作るときに陥りやすいこと。悲劇のヒーローがかっこよく見えて、観衆は戦争が悪いことなのに、そう思わなくなってしまう」と共感。「(本作では)報道で描かない部分を描きたかった。戦争の実像を届けたかった」と強調し、「今、ウクライナで悲しいことが起こっています。平和に暮らしていた人が何万人と戦争に巻き込まれてしまうことは本当に悲しいこと。わたしたちも無関心ではいけない。平和でない状態に陥った国の人々に共感することが(平和への)第一歩」と客席へ訴えていた。(取材・文:名鹿祥史)

映画『あの日の声を探して』は4月24日よりTOHOシネマズシャンテ他全国順次公開


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