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柄本佑、お坊さんがバーとかやっていいんですか?

柄本佑、お坊さんがバーとかやっていいんですか?
映画『ダライ・ラマ14世』のトークイベントが行われ柄本佑(左)と山田祐也氏が出席した

 現在公開中のドキュメンタリー映画『ダライ・ラマ14世』のトークイベントが14日、都内で行われ、本作のナレーションを務めた俳優の柄本佑と、「中野 坊主・バー」勤務の僧侶・山田祐也氏(真言宗寺院・密弘寺)が登壇。バーで働く山田氏に興味津々の柄本は、「お坊さんがバーとかやっていいんですか?」と素朴な疑問を投げ掛けると、山田氏は、「確かに『不飲酒戒』という教えがありましたが、日本にはお酒を飲んで故人を送り出すという風習があり、いつしか一般化してきた」と背景を説明。「わたし自身は下戸ですが、お酒は腹を割って話すための方便(道具)。皆さんのお話を聞くことが自分の修行になる」とその意図を明かした。

 本作は、1989年にノーベル平和賞を受賞し、国際的にも影響力を持つダライ・ラマ法王14世に6年間密着したドキュメンタリー。未来のために世界中を駆け回る真摯(しんし)な姿から、お茶を飲み、鼻をかみ、大笑いもする普段のユーモラスな姿まで、その人柄を赤裸々に映し出す。また、1959年、中国の侵略と弾圧を受け、ダライ・ラマ法王14世とチベットの民が切り開いた亡命政権の中心地であるインドのダラムサラやラダックにもカメラは潜入する。

柄本佑
「お坊さんがバーとかやっていいんですか?」と素朴な疑問を投げ掛けた

 今回、語り部として映画の旅路を先導して行く重責を担った柄本は、「オファーを受けた時は、名前の響きくらいで、あとはほとんど知識がありませんでした。光石(冨士朗)監督と何度かお会いして、そのときにダライ・ラマの本を3冊渡され勉強したんですが、難しいことがいっぱい書いてあって。今はぜんぜん覚えていないんです」と苦笑い。「ほぼ観客の皆さんと同じ状態なので、(山田氏)のお話を聞けたら、と思って今日は来ました」と素直に告白すると、会場から笑いがこぼれた。

 一方の山田氏は、ダライ・ラマ法王14世の人柄に触れ、「非常に表情豊かな方ですが、どんなお話を聞いていても、その根っこにあるものは仏教の教えなんだということが伝わってきます。例えば、『慈悲』という考え方。自分と敵対関係にあっても、その人たちに手を差し伸べ、分かり合わなければならないんだと説く場面に、仏教の心がよく表れています」と解説。さらに、本作を観る上で、「これはチベット民族のお話、われわれ日本人とは文化や風習も違うので、われわれが描く仏教にとらわれず観てほしい」と理解を呼びかけた。(取材:坂田正樹)

映画『ダライ・ラマ14世』は渋谷ユーロスペースにて公開中


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