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細田守監督が宮崎駿ら巨匠の域に初挑戦した最新作『バケモノの子』

細田守監督が宮崎駿ら巨匠の域に初挑戦した最新作『バケモノの子』
左から川村元気プロデューサー、齋藤優一郎プロデューサー

 「『バケモノの子』は宮崎駿監督やジョン・ラセター監督などが作ってきた夏のアニメーション映画の大作に、細田守監督が初めて挑戦した作品かもしれない」と語るのは、映画『告白』『悪人』『モテキ』などを製作したヒットメーカー、川村元気プロデューサー。それにうなずくのは、『時をかける少女』以降細田監督と共に二人三脚で映画を作り続け、『おおかみこどもの雨と雪』制作時に監督のアニメーション映画制作会社・スタジオ地図を立ち上げた齋藤優一郎プロデューサー。細田監督作品を支えてきた二人が、監督の3年ぶりの最新作『バケモノの子』について語り合った。

 映画『バケモノの子』は、「夏のアニメ映画の王道」をテーマに、ひとりぼっちの少年・九太と熊のような“バケモノ”熊徹が修行や共同生活を通して、共に成長し親子以上の絆を育んでいく物語。九太が強さを求めて迷い込んだバケモノの世界「渋天街(じゅうてんがい)」で、熊徹の友人たちと彼の家で食卓を囲みながら暮らすうちに、子供らしい生き生きとした表情を見せていく様子は、作品のもう一つのテーマである「新しい家族の形」を感じさせる。

 これまでにも『サマーウォーズ』で田舎の大家族や、『おおかみこどもの雨と雪』では母と子の物語とさまざまな家族のあり方を描いてきた細田監督。齋藤プロデューサーは、『バケモノの子』では「父と子をテーマに、過去2作に続いて新しい家族のあり方に挑戦している」といい、本作では「子どもはどうやって成長し大人になっていくのか、また、その子供たちに対してわれわれ大人や社会は何をしてあげるべきなのか」という提案を、「誰しもが到達可能な理想」としつつ描いていると説明する。

 これに対して、川村プロデューサーは映画で新しい価値観の提案をすることの重要性に同調。「こういうテーマを描こうとすると、小難しい映画になりがちなんですが、それをとことんエンターテインメントとして作ろうとしていることが、細田監督のすごいところ」と監督の挑戦を称賛した。また同様のことを成し得た人物として宮崎監督やラセター監督の名前を挙げ、「『バケモノの子』は夏の大作映画として、細田監督がそこに初めて挑戦した作品かもしれない」と続ける。

 現代社会に投げ掛けるテーマを持ちつつも、「少年が冒険をして一皮むけて大人になる」夏のアニメ−ション映画の王道を貫いた『バケモノの子』。齋藤プロデューサーは、「夏の思い出を彩る、子供と大人が一緒に楽しめる新しいアニメーション映画が完成した」と自信をのぞかせていた。(編集部・井本早紀)

映画『バケモノの子』は公開中


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