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紀里谷和明監督、ハリウッド進出作は「命がけで作った」【第28回東京国際映画祭】

紀里谷和明監督、ハリウッド進出作は「命がけで作った」
「3人目の子供を育てるつもりで」作ったという紀里谷和明監督

 28日、映画『CASSHERN』『GOEMON』などの紀里谷和明監督のハリウッド進出作『ラスト・ナイツ』が、第28回東京国際映画祭パノラマ部門で上映された。都内で行われた舞台あいさつに登壇した紀里谷監督は、「自分の3人目の子供を育てるつもりで、命がけで作りました」と万感の思いを語った。

 総勢17か国に及ぶ国際色豊かなキャストとスタッフが集結した本作について、紀里谷監督は「人種や国籍に関係なくあらゆる人が一堂に会して映画を作る、そういう可能性を試したかったんです。日本人監督がハリウッド俳優を演出したということが、話題にもならない未来を作りたい」と思いを明かした。

 「忠臣蔵」を題材にした本作は、ある封建社会の帝国で、不正を拒否し反逆罪で死刑となった君主バルトーク卿(モーガン・フリーマン)の仇(かたき)を討つため、愛弟子・ライデン(クライヴ・オーウェン)ら騎士たちが死を覚悟した戦いを挑むさまを描き出す。本作は、アメリカをはじめ世界30か国以上での公開が決定している。

 この日同席した、ライデンの最大のライバルである一流の剣士イトー役の伊原剛志は、「現場に日本人は、紀里谷監督と僕の二人だけ。監督の後ろ姿が、戦士の1人に見えた。紀里谷さんの姿に触発され、僕も戦いました」と熱い言葉で称えた。また、『硫黄島からの手紙』で海外作品に出演した伊原は、「世界に出てワールドワイドに活動できる日本人監督は、紀里谷さんしかいないんじゃないか」とコメント。「もともと日本にあった物語を、海外の人にも感動したと言ってもらいたい。今後、僕も監督についていきます」と宣言し、会場を盛り上げていた。

 伊原は続けて、「真冬のチェコでの撮影だったけれど、キャストとスタッフ全員が監督をリスペクトしているのがよくわかった。紀里谷さんというとCGというイメージだが、今回は雪もアクションも全部本物」と明かし、「僕も、モーガン・フリーマンと同じフレームに収まった画をモニターで見て幸せだったし、『俺も、結構いけるな』と思ったり。自画自賛です」と笑顔で撮影を振り返った。(取材/岸田智)

映画『ラスト・ナイツ』は11月14日から全国公開


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