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オスカー女優ヒラリー・スワンク、難病ALS患者との出会いが助けになった(1/2)

オスカー女優ヒラリー・スワンク、難病ALS患者との出会いが助けになった
『サヨナラの代わりに』を引っ提げ、10年ぶりに来日したヒラリー・スワンク

 『ボーイズ・ドント・クライ』『ミリオンダラー・ベイビー』でアカデミー賞主演女優賞に2度輝いた女優のヒラリー・スワンクが、新作『サヨナラの代わりに』で難病・ALS(筋萎縮性側索硬化症)を発症してしまう主人公を演じる上で困難だったことを明かしつつ、患者との交流がその助けになったことを明かした。

 ヒラリーが本作で演じるのは、愛情あふれる弁護士の夫を持ち、誰もが羨むような暮らしをしていたものの、ある日突然ALSと診断されたことで車いすの生活を余儀なくされる主人公ケイト。友人たちの前で気丈に振る舞うことに疲れたケイトが、夫の反対を押し切り、気まぐれに生きる大学生のベック(エミー・ロッサム)を介護人として雇ったことで、正反対の世界に住む二人の人生が思いがけず交錯し、やがてかけがえのない絆で結ばれていく様子を描く。

 『ボーイズ・ドント・クライ』では性同一性障害を抱えながら男性として生きる女性、『ミリオンダラー・ベイビー』では壮絶な運命を迎える女性ボクサーという、実力を問われる難役を圧倒的な演技力でこなしてきたヒラリー。そんな彼女にとっても、ALS患者を演じるのは困難だったという。「ケイトは私が演じてきたキャラクターの中で最も、もしくは同じくらい身体的な演技を要するものだった。ALSを発症した体に何が起きているのかを理解して、いつどうやって症状が出るのかを演じるのはとても大変だったわ」。

 ALSの典型的な症状パターンは、手足の先から筋力が衰えていき、次第に舌や口の中の筋肉も動かしづらくなり、ゆっくりと他の部位にも影響が出るというもの。そのため、劇中でケイトの病状が進行するにつれて、症状の変化を表現するための演技に繊細さが要求される。「いつ声帯に影響が出る演技をすればいいかを見極めるのも難しかった。そして、ケイトの話すことをベックが通訳するシーンもでてくる。時には、ケイトがベックに話しかけて、観客には何を言っているのかわからないようなシーンがあるの。それを見た人が実際にどういうリアクションをしたかわからないけど、ケイトが何を言っているのか観客がそれを理解できるかできないか、ギリギリの演技をするのがすごく難しかった」。

 そんな難役を演じきることができた背景には、ALS患者たちとの出会いがあったという。「彼らはとても寛大で、プライベートに踏み込んだことでも、何でもわたしに話をしてくれた。でもある時、わたしに経験を語ることがいかに彼ら自身にとっても重要であるかということに気が付いたの。わたしこそが彼らのストーリーを伝える役割を担っているんだって感じて、プレッシャーもあったけどとても光栄に思えた。この映画はフィクションだけど、それが実話に変わるのを感じた瞬間だったわ」と熱く語るヒラリー。


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