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村上春樹ら熊本支援活動を開始「するめを噛むみたいに、じっくりたゆまず」

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平成28年(2016年)熊本地震を受け、被災地の支援活動を開始した村上春樹
平成28年(2016年)熊本地震を受け、被災地の支援活動を開始した村上春樹 - Jeremy Sutton Hibbert / Getty Images Entertainment

 女性誌「CREA」編集部が作家・村上春樹らと共に、14日に地震が発生して以来今もなお余震が続く被災地・熊本を支援する活動「CREA<するめ基金>熊本」を19日より開始した。

 「CREA<するめ基金>熊本」とは、2004年に文藝春秋より刊行された旅行記「東京するめクラブ 地球のはぐれ方」の著者で作家・村上春樹、作詞家・作家の吉本由美、写真家・編集者の都築響一ら3人のユニットに端を発したもの。2015年6月、「CREA」では村上が都築と共に熊本で暮らす吉本を訪ねる企画を行っており、編集部では「何かすぐにでも役に立てることはないか?」との思いから村上と相談のうえ、支援金を集め被災地に届けるかたちでの活動を考案した。

 村上は熊本での旅の思い出を振り返ると共に、「そのときにお目にかかったみなさんが、今回の大地震でどのような被害に遭われたのか、心配でなりません。また『東京するめクラブ』のメンバーである吉本由美さんも、しばらく前から猫たちとともに熊本に住んでおられます。僕としても、被災されたかたがたの、何か少しでもお役に立てればという気持ちでいっぱいです」とこの活動に対してコメント。「するめを噛むみたいに、じっくりたゆまず支援を進めていきましょう」とスタンスを説明したうえで、支援を呼び掛けている。(編集部・石井百合子)

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