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黒沢清監督の恐怖体験に西島秀俊&竹内結子、なぜか爆笑

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2人とも黒沢監督のことが大好きのようです
2人とも黒沢監督のことが大好きのようです - 写真:金井尭子

 怪しげな隣人が衝撃の運命へと導く『クリーピー 偽りの隣人』の黒沢清監督が、本作で主人公夫婦を演じた西島秀俊竹内結子に“クリーピー(不気味)”な体験を語り、その意外な真相を明かした。

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 黒沢監督の作品は4本目となる西島が「世界的な巨匠である黒沢監督の作品なので、現場に入る前は緊張しました」と打ち明けると、監督は「西島くんこそ最近はテレビで見ない日はない人気者。むしろ僕の方が緊張が大きかった」と返し、西島を持ち上げる。一方、黒沢作品への出演は初となる竹内結子は「以前から黒沢監督の現場は心地いいと聞き、楽しみにしていました。実際に撮影が始まると、まるで催眠術にかかったように夢の中で演じていた気分です」と満足げな笑みを浮かべた。

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 タイトルに絡めて、それぞれクリーピーな体験を尋ねたところ、「霊感が弱いせいか、特にない」と答える西島と竹内をよそに、黒沢監督が神妙な表情を浮かべ、「数年前、撮影のために早朝に家を出たときのことです……」と語り始めた。「雨が降りしきるなか、まだ薄暗い道を歩いていたら、電柱の陰に黒い服の男が立っていて、その足元にレインコート姿の金髪の女性がうずくまっている。『見てはいけない』と通りすぎ、振り返ったところ……」。その監督の語り口に、西島と竹内は恐怖の表情で息を止める。数秒の間をおいて、「アフガン・ハウンドを散歩させている人でした」と監督。小噺のようなオチに一同、大爆笑だった。

 今回演じた犯罪心理学者の高倉役について西島が「心理的な駆け引きや、自分の闇を見つめる演技は今後も挑戦したいと実感できました」と語れば、竹内も「自分が演じた役の立場になったら怖いですが、ゾクゾクする面白さがある作品で、人間の本能を刺激します」と、完成作に大きな手応えを感じたよう。黒沢監督も「現実を破壊して、別の場所に行ってみたい願望に目覚め、新たな世界へいざなわれる気分を味わってもらえるはずです」と、構想通りの映画になった自信を示した。本作は、とことんクリーピーなサスペンス・スリラーながら、エンターテインメントとしても楽しめる新感覚を味わえる一作となっている。(取材・文:斉藤博昭)

映画『クリーピー 偽りの隣人』は6月18日より全国公開

【西島秀俊】ヘアメイク:亀田雅(ザ・ボイス)/スタイリスト:TAKAFUMI KAWASAKI(MILD)
【竹内結子】ヘアメイク:KUBOKI(Three Peace)/スタイリスト:杉本学子

黒沢清監督最新スリラーの隣人がブキミすぎる瞬間4連発 » 動画の詳細
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