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綾野剛、スターでなく役者が自分の立ち位置

綾野剛、スターでなく役者が自分の立ち位置
事件ほしくないですか? - 写真:高野広美

 実際の事件を題材にした映画『日本で一番悪い奴ら』で、犯罪に堕ちていく警察官を色気と茶目っ気たっぷりに演じた綾野剛が、役者としての自身の立ち位置を冷静に分析し、映画と自らについて熱く語った。

 綾野がふんしたのは、その正義感ゆえに点数を稼ごうと悪事に手を染めていく、「銃器対策のエース」と呼ばれるまで上り詰めた刑事・諸星。その愚かさは愛おしくも見えてくるが、自ら「リアルですごく恥ずかしかった」と語る濡れ場や、薬物を使用する衝撃的なシーンもある。最近人気を博したゴールデンの主演ドラマ「コウノドリ」での心優しい産婦人科医役とは打って変わった役柄だ。「僕は、オファーをいただければゴールデンタイムも深夜ドラマも、ローバジェット(低予算)の作品もアート系も単館系も、メジャー映画でも出演させていただきたい。暴力やアダルティーなR15も。いろいろな作品に参加したい僕の思いを、各関係者の方やスタッフが理解してくださっているのでありがたいです」と周囲への感謝を口にした。

 「たとえば名実ともにスターである役者は、できることとできないことのジレンマが僕より大きいと思うんです。その意味では僕はスターより小回りが利きやすい」と自身はスターではなく役者寄りだと分析。「また、若いときに主役を多くやっていた役者は、反動で最近は面白おかしい作品に好んで出演している。みんなそれぞれの立場で新しい挑戦をしている、そこがいいんです」と役者仲間の立ち位置を尊敬の念を込めて語った。自身については、「偏りたくも固まりたくもない。変化していければいいなと思います」と現在の役者としての立ち位置の心地良さを明かした。

 そんな自らの芝居の振り幅について「役者って面白いものなんだと感じていただけたら」とアピール。「『コウノドリ』で僕に興味をもった方は、諸星を観てすごく戸惑うかもしれませんが、どっちも僕のすべてではないです」と断言し、「僕のことはオモチャだと思ってください」と自身の多様性を遊び感覚で楽しんでほしいと力説。その上で、「そろそろ事件ほしくないですか? そんな体験をしたくないですか? この作品を観ることで、日常のうっぷんが吐き出せて、すっきりしてもらえると思います」とにっこり。綾野の持つ色気とバイオレンス、男のかわい気などがたっぷり詰まり、また一つ新しい綾野の一面を観ることができる作品だ。(取材:早川あゆみ)

映画『日本で一番悪い奴ら』は6月25日より全国公開


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