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佐藤浩市と緒形直人、故緒形拳さんの変人ぶりを懐かしむ

佐藤浩市と緒形直人、故緒形拳さんの変人ぶりを懐かしむ
映画『64-ロクヨン-後編』大ヒット御礼舞台あいさつに出席した(左から)緒形直人、佐藤浩市、永瀬正敏

 俳優の佐藤浩市と緒形直人が19日、都内で行われた映画『64-ロクヨン-後編』大ヒット御礼舞台あいさつに出席。「父の日」の今日、それぞれが父であり名優だった三國連太郎さん、緒形拳さんに思いをはせた。この日は、永瀬正敏、瀬々敬久監督も登壇した。

 佐藤は、三國さんの存在について「一言では言えないですけど、良い面も悪い面も含め、三國連太郎が僕を(役者として)育てたという思いで感謝はあります」としみじみ。一方の緒形は、拳さんを「父親としてしか見ていなかったです」と吐露。というのも、「狂気的な役ばかりで、子供が観られる映画に出ていなかった」からだそうで、「どこで返り血を浴びたのか(顔が)赤くなっていたり、(目の下に)すごい真っ黒なクマがあったり、メイクを落とさず帰って来るので、そういう父を見て友達は凍りついていました。随分迷惑しました(笑)」と述懐した。

 一風変わった拳さんの思い出は佐藤も持っており、『魚影の群れ』(1983)で共演した際のエピソードを紹介。青森県・大間町での約2か月のロケの間、拳さんはロケセットの中で生活していたという。かろうじで電気が通っているだけのテレビなど何もない場所で暮らす拳さんを見て、佐藤は「役者はみんなそうしなきゃいけないのかな?」と思ったそうだが、「でもその後、そういう人を見ていないんで」とぶっちゃけ。「(真似する必要がなくて)良かったなと思いました」とほっとした表情を浮かべて笑いを誘った。

 実は、緒形も『北辰斜にさすところ』(2007)で三國さんと共演。そして、本作で息子同士が初共演を果たした。この不思議な縁に佐藤は「感慨深いものがある中で、二人でやれることは楽しみだった」と打ち明けると、「撮影中は出自関係なく、役者のプロとしての共通言語があったなと感じました」と満足気。緒形は「やっと浩市さんとご一緒できると台本を読んだら、(役的に)これ一言もしゃべれねーじゃんと思った」と笑いつつ、「安定感、安心感と柔軟性。全てを兼ね備えていて、どう当たっても返って来るので、大ベテランの役者さんとご一緒している感じでした」と明かした。そんな48歳の緒形に、55歳の佐藤は「おい、まだ自分を若手だと思ってないか!?」とツッコみ、会場を沸かせていた。

 本作は、豪華キャストを迎え、人間ドラマの名手・横山秀夫のベストセラー小説を映画化した二部作の後編。昭和64年に起きた未解決の少女誘拐殺人事件“ロクヨン”と、14年後に起きたロクヨンの模倣誘拐事件。2つの事件の解決に挑む県警の広報官・三上(佐藤)の姿が、県警記者クラブとの衝突や警察内部の対立などを交えて描かれる。(取材/錦怜那)

映画『64-ロクヨン-前編』『64-ロクヨン-後編』は全国公開中


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