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クドカン、片桐仁より“鬼Phone”目当て

クドカン、片桐仁より“鬼Phone”目当て
“鬼Phone”のクオリティーすごすぎ!

 宮藤官九郎とラーメンズの片桐仁が11日、新宿バルト9で行われた映画『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』大ヒット記念トークイベントに来場し、宮藤監督は片桐を本作のキャストに起用した本当の理由を打ち明けた。

 初週でナンバーワンスタートを切った同作は、3週目を迎えてもなおベスト3圏内をキープするなど、大ヒット公開中。片桐は、長瀬智也演じるキラーKの先輩、鬼野先輩役として出演しているほか、劇中に登場する“鬼Phone”“鬼Pad”“鬼ギター”の制作も担当しており、この日は実際に撮影で使われた“鬼アイテム”を披露した。

 片桐に出演オファーした理由を「もう言っちゃいますけど、実は“鬼Phone”“鬼Pad”ありきだったんですよ」とぶっちゃけた宮藤。本作の衣装を担当したスタイリストの伊賀大介が、劇中に“鬼Phone”“鬼Pad”が登場するなら、粘土作家として精密なiPhoneケースを制作することでも知られる片桐に制作を依頼するべきだと宮藤監督に進言したことがきっかけだったという。

 「でも、これだけ作ってもらうのも悪いなと思っていた」と切り出した宮藤監督は、「ちょうど鬼野先輩の役が空いていたんで、そちらもお願いすることにしました」と明かす。一方の片桐も「僕はもともと鬼のモチーフが大好きで。鬼の(ウイスキーを入れる)フラスコ・スキットルやかき氷器なども作っていますからね。まさかこんな地獄になるとは思っていなかったので、それも出せば良かったですね。血のかき氷とかも作れましたから」と提案。それを聞き「それいいなぁ」と宮藤監督も残念そうな表情を見せていた。

 その後は観客からの質問コーナーとなり、歌うたいの小鬼役で、憂歌団の木村充揮が出演しているのはなぜ? と尋ねられた宮藤監督は、「実はサウンドトラックでゴスペルの曲があったので、黒人のゴスペルシンガーをあたったんです。すると台本を読んで、『これは地獄を肯定する映画だから』という理由で断られてしまった。それはショックでしたね。彼らは『天使にラブ・ソングを…』みたいな神をたたえる曲をやっている人たちなんで」と意外な事実を明かし、会場を沸かせる。

 そこで宮藤監督が目を付けたのはブルース・シンガーだったそうで、「ロバート・ジョンソン的な、悪魔に魂を売ったということならいいだろうと思って。そんな時に憂歌団の木村さんはどうですかと言われ。それはいいなと思ったんで、小さい鬼役もお願いした」と笑いながら付け加えていた。(取材・文:壬生智裕)

映画『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』は全国公開中


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