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「湾生」たちの望郷の思いに台湾全土が涙した感動作

「湾生」たちの望郷の思いに台湾全土が涙した感動作
長い年月をこえて再会を果たした湾生たち - (C)田澤文化有限公司

 台湾全土で16万人もの人々が涙したドキュメンタリー映画『湾生回家』の予告編が公開され、「湾生」と呼ばれる、戦前の台湾で生まれ育った日本人の望郷の思いや、それぞれの生きざまを捉えた映像の一部が明らかになった。

 本作は、日本統治下時代の台湾で生まれたものの敗戦により日本に引き揚げることとなった日本人たちの姿を追ったドキュメンタリー映画。当時およそ20万人いたといわれる湾生たちのうち6人に焦点を絞り、忘れることのできなかった故郷台湾への彼らの里帰りが記録されている。

 下関条約が締結された1895年から1945年までの50年間、日本に統治されていた台湾。今回公開された予告編では6人の湾生たちが台湾へのそれぞれの思いを語っているほか、その時代の台湾で経験した現代人には想像もできないような苦労、特殊な生い立ちを持つがゆえに抱えてしまった悩みなどをカメラに向かって明かしている。また台湾を去った湾生と、台湾に残った湾生もそれぞれ紹介され、約70年前の歴史の転換に巻き込まれた人々の人生が映し出されている。

画像テキスト
『湾生回家』ポスタービジュアル -(C)田澤文化有限公司

 台湾では昨年10月に公開され、11週上映という実録映画としては異例のロングランヒットを記録して“懐日ブーム”を巻き起こした同作。3月に行われた第11回大阪アジアン映画祭のオープニング作品として上映された際には、メガホンを取ったホァン・ミンチェン監督が、「この映画によって日本と台湾がもっと温かい関係になることを祈っています」とコメントしていた。(編集部・海江田宗)

映画『湾生回家』は11月12日より岩波ホールにて公開


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