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大森南朋、大ヒット韓ドラのリメイクで主演!松雪泰子、高杉真宙ら豪華布陣

大森南朋が民放連続ドラマ単独初主演
大森南朋が民放連続ドラマ単独初主演 - (C) テレビ朝日

 俳優の大森南朋が、7月クールのテレビ朝日系ドラマ「サイン-法医学者 柚木貴志の事件-」(毎週木曜午後9時~放送)で民放連続ドラマ単独初主演を務めることが明らかになった。原作は最高視聴率25.5%を記録した韓国の大ヒットドラマ「サイン」(2011年)で、大森のほか松雪泰子飯豊まりえ高杉真宙仲村トオルの出演も発表された。

松雪泰子の美しい着物姿【写真】

 韓国版は実在の法医学鑑定機関が舞台となっていたが、該当する国家機関がない日本版では「日本法医学研究院」という架空の組織を設定。遺体に残された真実の証(=サイン)と正義を求めて突き進む日本法医学研究院の解剖医・柚木貴志(大森)たちが、不都合な事実を隠ぺいする権力社会に立ち向かう姿を描く。

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 大森演じる超一流の解剖の腕を持つ偏屈な解剖医・柚木の周りを取り巻くキャストには、松雪、飯豊、高杉、仲村という豪華な布陣がそろった。松雪は、柚木とかつて婚約していたこともある野心家な警視庁捜査一課の管理官・和泉千聖役。ベテラン俳優たちと息を合わせる若手の二人は、それぞれ柚木の助手となる新人解剖医・中園景役(飯豊)、生意気だが正義感あふれる千聖の部下・高橋紀理人役(高杉)を務める。仲村は、自らの保身のためなら解剖結果の改ざんもいとわない国立大の法医学教授・伊達明義にふんし、柚木らの前に立ちはだかる。

 脚本は「マッサン」の羽原大介と「警部補・碓氷弘一~マインド~」の香坂隆史が手掛け、演出は「家政夫のミタゾノ」の七高剛と「おっさんずラブ」の山本大輔が担当。民放連続ドラマ単独初主演を務める大森は、「どういう感じがちょうどいいのかまだ分からないので、加減を確かめながら、現場を盛り上げていきたいです」と抱負を語っている。(編集部・吉田唯)

<キャスト・プロデューサーコメント全文>

■大森南朋(柚木貴志役)
 前回出演させていただきましたテレビ朝日さんの連続ドラマ「BORDER」(2014年)では“絶対的悪”を体現する男を演じました。今回は“正義と真実”を追い求めていく真逆の役。松雪泰子さんをはじめ、素晴らしい俳優さんたちともご一緒できるので、楽しみながら誠実に、今まで以上に真面目に取り組んでいこうと思います。今回は民放連続ドラマ単独初主演。どういう感じがちょうどいいのかまだ分からないので、加減を確かめながら、現場を盛り上げていきたいです。
 法医学者は亡くなった方と向き合う職業なので、繊細である一方、どこかで“法医学者という仕事が当たり前で生きている人のテンション”というものも存在するのかな、と思います。ただ、この仕事についてはまだまだ勉強しなければならない部分が多いですし、現場でその都度教えていただきながら、取り組んでいきたいです。ちなみに今回は解剖シーンもたくさんありますので、実際の映像を拝見させていただき、先生に解剖の仕方などを教えていただきました。表向きは平気な顔で見ていましたが、実は何回か気持ち悪くなりました(笑)。でも、きっとドラマの撮影が終わる頃には慣れていると思います。
 柚木はすごく真っ直ぐで、自分が信じているものに対して疑いがない人。だからこそ、目の前に立ちはだかる矛盾にあふれた世の中と常に戦っている人…という印象を持っています。俳優にも似た部分があるので、僕自身も柚木の生き方にはわりと共感します。彼のそういった真っ直ぐな部分と、そうではない人間っぽさのコントラストをうまく表現して、皆さんがあまり見たことのないドラマになればいいな、と思います。スピード感あふれる原作の韓国ドラマを楽しく拝見していたので、もちろんプレッシャーもあります。今回の日本版では僕なりに一歩超えた“オリジナルの色”を提示できる作品にしたい。俳優・大森南朋、全力で取り組みますので、ぜひ楽しみにしていてください!

■松雪泰子(和泉千聖役)
 法医学者は言葉を失った遺体から真実を導き出す、大変なお仕事ではありますが、それによって多くの人が救われます。今回の作品でも、法医学者たちがどのように活躍していくのか、非常に楽しみです。私が演じる千聖は、そんな法医学者たちとタッグを組んで、真実を追求していく刑事。キャリア志向でありながらも、実際のところは正義感が強く、真っ直ぐな人だと感じております。演じるにあたっては、いい意味で肩の力が抜けた、大人の女性のユーモアを持ち合わせながらも、力強さのある女性像を構築していきたいです。幸いなことに、男性にも負けない力強さは私自身も持ち合わせております(笑)。自分の中に潜んでいる“ライオン”を引き出して、この役に挑みたいと思います。
 刑事役は久しぶりに演じるのですが、会話の内容がどうしても専門的になるので、実は“そこに実在する人”として演じるのが難しい役どころでもあるんです。ですから、状況説明的なセリフも含め、どこまで自然体で刑事を演じられるかにも挑戦していきたいです。
 このドラマはすごく大きな力に立ち向かっていく正義感や、真実を追求する信念が心に響いてくる作品だと思います。全編を通した壮大な物語の中で完結していくエピソードもありますし、刑事としてそことどう対峙していけるかが楽しみで仕方ありません。大森(南朋)さんや(仲村)トオルさんとも久しぶりにご一緒できますし、飯豊(まりえ)さんと高杉(真宙)さんという若いお2人とも初共演できますので、今からワクワクしております。我々俳優陣、視聴者の皆様に楽しんでいただけるよう、全力でこの作品に挑みたいと思います。私も強いだけでなく、チャーミングで愛される女性刑事を演じていきたいと意気込んでおりますので、ぜひ楽しみにご覧いただければ、と思います。

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■飯豊まりえ(中園景役)
 法医学者のお仕事は、陽の当たらない場所で事件の解明に向けて行われる、すごく重要なお仕事という印象があります。私が演じる中園景は新人解剖医で、ある程度の知識はあるんですけど、実際に解剖をしたことがない女性。柚木さんの姿を見ながら、私自身も景と一緒に大きく成長していきたいです。柚木さんには相当虐げられますが(笑)、今の世の中なかなかそういう先輩もいない気がするので、すごく楽しみです! 寡黙で厳しい柚木さんと、等身大の20代である景の“今っぽい距離感”が、台本を読んでいてもすごくリアルだったので、感じたままに演じていけたらなって思います。
 今回は解剖シーンもたくさんあるんですけど、実際に死体を見たこともないですし、勉強のために解剖動画を見せていただいたときも、なんだか不思議な気持ちになったんです。すごくドキドキしながらも「これを受け入れなきゃな」と思って、大森(南朋)さんよりも前に出て、食らいつくように見ました。これを自分が演じたらどうなるのかな…と緊張しますし(笑)、今から撮影に向けて気を引き締めています。実は、現職の女性解剖医さんは度胸があって、平然と解剖されるとお聞きしたんです。どこかで気を紛らわせないと参ってしまうので、解剖しながら「夜ご飯、何食べる?」といった会話をしてることもあるそうなんです! 私はそこまでいけるかなぁ…と(笑)、そんなドキドキもあります。
 実は私、景のように、先輩に対しても立ち向かっていくような、強い女の子をあまり演じたことがないんです。その点でも今回はすごく楽しみです! 役柄上は大森さんにずっと嫌われている役なんですけど、一生懸命サポートして、撮影以外では好きになってもらえるよう(笑)、頑張って演じたいです。

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■高杉真宙(高橋紀理人役)
 台本を読んで、遺体から事件解決につながるサインを見つける法医学者は“警察と医者の中間にいるような存在”だな、と思いました。そんな中、柚木さんや千聖さんら、大人たちは権力争いなどに巻き込まれて、ちょっとドロドロしているんですけど(笑)、僕が演じる紀理人は純粋に真実を追い求める刑事。一方で、ちょっと軽い部分もありますけど、誰からも好かれるタイプの子なんです。この二面性をうまく切り替えながら、演じていきたいと思っています。実は僕自身、いい意味で何事にも縛られていない紀理人が好きですし、千聖さんにタメ口をきいても許されるキャラクターってすごいなって思うんですよ。そうやって生きてこなかった僕にとっては、高度な生き方(笑)! 私生活では決して真似できないけれど、芝居の上ではたくさんの方に好かれるキャラクターに作り上げたいです。
 僕は10代の頃は犯人役が多くて、刑事役は今回が初めてなんです。実は、刑事役にはすごく憧れがあって…。刑事と一緒に事件を追う役を以前演じたとき、拳銃を持った刑事役の方々がカッコよくて、「僕もこんな渋い大人になりたいな!」と思っていたんですよ。今回は残念ながら、拳銃は持たないんですけど(笑)、カッコいい大人への第一歩を踏み出すべく、頑張って刑事らしく佇んでいきたいです!
 このドラマは法医学を軸に、物語がいろんな方向へ広がり、深いヒューマンドラマへと発展していきます。先の展開を把握した状態で演じる側の人間でも、思わず翻弄されるお話なので、それを白紙の状態で楽しめる視聴者の方々が本当にうらやましいです! 大先輩方に囲まれての撮影で緊張もしていますけど、皆さんにより一層楽しんでいただけるよう、役をしっかりと生きていきたいです。

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■仲村トオル(伊達明義役)
 法医学者を演じることになり、役の立場も含めて改めて考えたとき、今まで感じたことのない疑問が湧いてきました。例えば、事故死だったと言われれば、残された人たちも運命、もしくは寿命だったという考え方ができるかもしれない。でも、実は他殺でしたと言われたら、誰かを恨まなくてはいけなくなる…。時に“下ろす場所のない拳を振り上げたまま生きていかなければならない真相”を明らかにするのが法医学ならば、それは一体誰の幸せのためのものなんだろう…と。僕自身、この世には“誰かが不幸にならないための嘘”も必要な気がするからこそ、そんな疑問を抱きました。確固たる答えはないのでしょうが、考えることは無駄ではないと思いながら、今もさまざまな思いを巡らせています。
 僕が演じるのは、“大きな枠組みの中で世の中をもう少し良き方向へ導く”という正義感、“今存在する大きな問題を解決するのは自分だ”という使命感があるからこそ、強引に事を進める男。あくまで現時点における僕の想像でしかありませんが、そういった要素を香辛料的に散りばめられたらいいな、と思っています。また、伊達にも柚木のような信念を持っていた時代があったと思うんです。僕自身も若い頃の映像やインタビュー記事を目にすると、「バカだなぁ。お前なんか何も分かってなかったじゃないか!」と思ったりするんですけど、柚木とはそういった“いつかの自分のような男に対する苛立ち”が介在する関係を見せられたらな、と思います。とはいえ、演じるのは大森(南朋)くんですから! 予想を超えた感情を刺激してくれるだろうという期待も、ものすごくあります。
 視聴者の皆さん、お願いですから最終回のラストシーンまで見てください。僕らはそこを目指して一生懸命やっていますので! それが今の僕の祈りです。

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飯田爽テレビ朝日プロデューサー
 事件解決ものと医療もののヒット作の数々を誇るテレビ朝日がこの夏お贈りするのは、両者のハイブリッド版である「法医学」ものです。法医学ものといえば、死体を検案し、そこに遺された「サイン」を読み取り、謎を解きます。が、本ドラマは「謎解き」が主軸のドラマではありません。法医学者たちが死者から聞いた「真実」が、巨大な権力からの干渉、そして法医学側からの「忖度」によって、ねじ伏せられます。各話で扱うあらゆる事件において、主人公の法医学者が見つける真実と、権力側の嘘の真実が共存し、各話で「勝ち」「負け」がつきます。「真実」は、勝たなくては「真実」にならないのです。
ドラマ「サイン」はその「真実」をめぐる法医学者たちの熱い攻防戦を描きます。
 毒舌で無頼派の法医学者・柚木を演じていただくのは民放連続ドラマ初主演となる大森南朋さん。そして大森さんの元に、松雪泰子さん、仲村トオルさん、飯豊まりえさん、高杉真宙さんという、素晴らしく個性的なメンバーに集まっていただきました。最終話のラストロールまで、夢中になって見ていただける熱い作品になると思います!
 ご期待ください。

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