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『デッドプール2』スタント死亡事故で罰金3,000万円

映画『デッドプール2』より
映画『デッドプール2』より - Twentieth Century Fox Film Corporation / Photofest / ゲッティ イメージズ

 2017年に『デッドプール2』の撮影現場でスタントウーマンの死亡事故が起きた件で、プロデューサー陣に28万9,562ドル(約3,185万円・1ドル110円計算)の罰金が科されることになった。Deadlineなどが報じた。

【画像】事故死したハリスさんが担当していたキャラクター・ドミノ

 亡くなったのはジョイ・“SJ”・ハリスさん。女優ザジ・ビーツふんするミュータント・ドミノのバイクスタントを行っていたところ、バイクのコントロールを失ってカナダ・バンクーバー市内のオフィスビルの窓ガラスに衝突し、亡くなった。プロロードレーサーとしてレースの経験は豊富だったハリスさんだが、映画のスタントパフォーマーを務めたのはこれが初めてだった。

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 罰金は、カナダ・ブリティッシュコロンビア州の労働者補償委員会から制作会社TCFバンクーバー・プロダククションズに科された。委員会は調査の結果「スタントパフォーマーに新人オリエンテーションを行わなかった」「バイクの運転中、スタントパフォーマーにヘルメットを着用しないよう指示した」など五つの違反があったと結論付けた。

 当時、主演のライアン・レイノルズは「今日、僕たちは『デッドプール』の撮影中にクルーの一人を悲劇的に失いました。心を引き裂かれ、ショックを受け、ボロボロになっています。ですが、彼女の家族や愛する人々が感じている深い悲しみと痛みとは比べ物にならないでしょう。僕の心は彼らと共にあります」とツイートし、ハリスさんの死を悼んでいた。(朝倉健人)

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