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中条あやみと本郷奏多の絶妙なコンビネーション!本郷は素敵な「昭和の男性」

注目の共演!
注目の共演! - 提供:NHK

 中条あやみ本郷奏多が、今夜 NHK BS プレミアムにて放送される1964年と2020年というふたつの時代を生きる男女が時空を超えて出会う特集ドラマ「56年目の失恋」に出演、二人が本作の魅力について語り合った。

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 本ドラマの舞台は東京。2020年に暮らす見習いシェフの中川沙織(中条)は、突如1964年の東京にタイムスリップし、コックの菊池隆一(本郷)と出会う。食材も限られ、十分な調理器具もない時代に、ひたむきに料理に向き合う隆一から、沙織は本当に大切なものは何かを学んでいく。

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 これまで、クセのある役柄を演じることも多かった本郷だが、本作で演じる隆一は正統派の二枚目といった役どころとなる。「僕には珍しくカッコよくて、好感が持てるキャラクターなんですよ」と笑う本郷は、「一見無愛想で、ぶっきらぼうなようにも見えるんですが、実はすごく心が優しい人物。自分の仕事にもプライドを持っている。すごく素敵な昭和の男性という感じで。まさに僕と一緒だなと思いました」とちゃめっ気たっぷりにコメント。すかさず中条が「同意見です」と笑いながら続けると、本郷は照れくさそうに「ありがとうございます。ふざけて言ったのに、変な風になっちゃった」と返し、息の合った絶妙なかけ合いを見せた。

 タイムスリップという題材が織り込まれた作品について中条は、「今までそういうお話を演じたことがなかったので、時空を超えて恋愛するというせつない物語はすごく新鮮」に感じたという。本郷も「タイムスリップものではあるんですが、SF要素にフォーカスしているわけではなく、描きたいのは人間ドラマ。56年前だと、現代人の感性とは違うこともたくさんあって、沙織さんはビックリするんですが、昔ながらのシンプルな社会だったからこそ築ける、人間の温かさが描かれているので、見ていてホッコリするような気持ちになると思います」と続ける。

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 今回、共演した本郷の印象について中条は「本郷さんは、すごく独特な雰囲気を持たれた方だなと思っていました。でも通りを歩いているワンちゃんをかわいいなというまなざしで見ていたりして。すごく愛情深いところがある人だなと思いました」と振り返る。対する本郷は「中条さんはまわりを明るくしてくれる方」だと感じたそうで、「勝手な印象で、クールな方なのかなと思っていたんですが、実際はすごく明るい、天真爛漫な感じで、まわりを元気づけてくれる方でした。それと同時に、お芝居に関しては真面目で熱心。とても努力されている方だなと思いました」と付け加える。

56年目の失恋
提供:NHK

 本ドラマの撮影が行われたのは3月上旬。新型コロナの影響が出始めた段階だったが、検温や消毒、スタッフのマスク着用など感染予防を徹底し、なんとか撮影を乗り切った。そして撮影が終わった後に、緊急事態宣言が発令。編集などの制作作業は2か月間中断されることになった。自粛期間を経た後では、ドラマで描かれる内容の受け取り方も変わっていったようだ。

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 「撮っている時はこうなることは予想していなかったんです」と中条が切り出すと、本郷も「こういう社会になったからこそ、人と人とのつながりについて考えるんだと思います。沙織さんが元の時代に帰ってしまったら会えなくなる、というタイムスリップものならではのせつなさは、このドラマの中に元々あったんです。それとは違うかもしれないですが、そういう会いたくても会えないというメッセージは、より共感できるようになっているのかもしれないなと思います」と見どころを語った。(取材・文:壬生智裕)

NHKドラマ「56年目の失恋」は7月11日よる9時より NHK BS プレミアムにて放送

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