クリス・パインの代理人がハリー・スタイルズの唾吐きを否定
映画『ドント・ウォーリー・ダーリン』(11月11日公開)に出演するハリー・スタイルズが、5日に同作が上映された第79回ベネチア国際映画祭の席で、共演者のクリス・パインに唾を吐いたという憶測がSNSを中心に広まっている状況を受け、「被害者」側とされるクリスの代理人が、騒動を強く否定する声明を Us Weekly ほか現地メディアに寄せた。
この疑惑は、監督やキャスト陣が映画の上映に出席した際、クリスの隣にハリーが座る瞬間を捉えたとされる動画が、SNSで拡散したことにより広まったもの。動画では、席に座ろうとしたハリーの姿勢がクリスに唾を吐いたように見えるといった意見があがり、その瞬間に動きを止めたクリスの動作も不満を表す態度に見えるといった憶測が、一部のユーザーの間で広まっていた。
このSNS上の騒動について、唾を吐かれた「被害者」側とされたクリスの代理人は「こんなに馬鹿げた話はありません。完全な捏造であり、人々を欺き愚かな推測を呼ぶオンラインの幻想の結果です」とこの疑惑を強く否定。「はっきりと言っておきますが、ハリー・スタイルズはクリス・パインに唾を吐いてなどいません。彼らの間には尊敬の念しかなく、そんなものはないという指摘は、ありもしないドラマを作り出そうとする、あくどい試みでしかありません」としている。
『ドント・ウォーリー・ダーリン』は、完璧な生活が保証された街に住み、平穏な日々を送っていた主人公アリスの周りで頻繁に起きる不気味な現象を描くスリラー。アリスを演じるのは、『ミッドサマー』『ブラック・ウィドウ』などで話題を呼ぶ人気女優のフローレンス・ピュー。ハリー・スタイルズはアリスの夫ジャック役で出演しており、クリス・パインのほか、『エターナルズ』のジェンマ・チャンらが出演する。
長編監督デビュー作『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』が高く評価された、女優オリヴィア・ワイルドの長編監督2作目としても注目を浴びているが、同作から解雇されたとも報じられたシャイア・ラブーフとオリヴィアとの降板をめぐる主張の違いや、オリヴィアとフローレンスとの確執が報じられるなど、製作現場のいざこざもメディアを賑わせている。(西村重人)