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「光る君へ」吉高由里子、約13枚重ね着!「いろんな意味の重みが含まれている」

第2回「めぐりあい」より裳着の儀式の装束をまとったまひろ(吉高由里子)
第2回「めぐりあい」より裳着の儀式の装束をまとったまひろ(吉高由里子) - (C)NHK

 14日に放送された大河ドラマ「光る君へ」(NHK総合・日曜午後8時~ほか)の第2回では、吉高由里子演じる15歳になった紫式部(まひろ)が裳着の儀式(成人の儀式)を迎えるさまが描かれ、吉高が「全部合わせて13枚くらい着ている」という衣装への思いを、放送後公式サイトでアップされた「君かたり」コメント動画内で語っている。

【画像】衝撃の事件から6年後のまひろ

 平安中期に、のちに世界最古の女性文学といわれる「源氏物語」を生み出した紫式部(まひろ/吉高由里子)の人生を描く本作。第2回「めぐりあい」は、まひろ(落井実結子)の母・ちやは(国仲涼子)を巡る突然の悲劇が起きてから6年後の展開。母を刺し殺したのは権力者・藤原兼家(段田安則)の息子・道兼(玉置玲央)だったが、兼家から東宮への漢籍の指南の職を得ていたまひろの父・為時(岸谷五朗)は事件を隠ぺい。まひろとの関係は冷めきっていた。

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 初回では子役の落井実結子がまひろを演じていたが、第2回からは本役の吉高が登場。吉高は15歳のまひろについて「15歳とは思えないほど物事を多角的に見れるというか、感受性も豊かで、見落としてしまいそうな小さな幸せとかも小さな不幸なこととかも、敏感に気づいてしまう人なんだろうなっていうふうに思いました」と印象を語る。

 劇中、裳着の儀式を迎えたまひろが「重い……」「人はなぜこんなに儀式が好きなのでしょう」とぼやいていたが、吉高は「重たいっていうのはあったんですけど全部合わせて13枚くらい着ていて重ねていくっていうのはいろんな意味の重みが含まれている衣装だなっていうふうに思って」とさまざまな意味での衣装の“重み”をかみしめたと言い、「どの時代の布なのか生地なのかもわからないですけど人が仕立て直したりとかまたほどいたりとか、またその人のために仕立てたりとかして一枚の生地が何十年、何百年、何千年と引き継がれていく感じが余計に重さを感じたというか」と思いを巡らせている。

 第2回ではまひろと父・為時が目も合わせないほど冷め切った関係が描かれていたが、吉高は父に反発するまひろを「(為時は)、まひろにとって一番尊敬する人。だからこそあきらめたくない部分、譲りたくない部分もあるだろうし、すごく好きな父親を知っているからこそ変わっていく父親が嫌だし、もどかしいだろうし、自分の理想であってほしいっていう気持ちが強いんだと思います」と解釈。後半、まひろに代筆業をやめさせようとする為時と衝突するシーンについて「好きという気持ちが自分の中にあるからこそ衝突していて、今日みたいなシーンがあるんだろうなっていうふうに感じました。わかってほしい、誰よりも自分のことをわかってほしいって、認めてほしいっていう気持ちが父に対する求愛なのかなっていうふうに思っています」と振り返った。(編集部・石井百合子)

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