シネマトゥデイ

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ビザンチウム
(C) Parallel Films (Byzantium) Limited / Number 9 Films (Byzantium) Limited 2012, All Rights Reserved
英題:
BYZANTIUM
製作年:
2012年
製作国:
イギリス/アイルランド
日本公開:
2013年9月20日
上映時間:
配給:
ブロードメディア・スタジオ
カラー/シネマスコープ/ドルビーデジタル

チェック:『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』の鬼才ニール・ジョーダン監督が、約20年ぶりにヴァンパイア映画に挑んだヒューマンドラマ。大きな秘密を抱えた少女が、悩んだり傷ついたりしながらも新しい人生の第一歩を踏み出す勇気を、情緒豊かに映し出す。主人公を『つぐない』『ハンナ』のシアーシャ・ローナンが演じ、相棒を『アンコール!!』などのジェマ・アータートンが熱演。ピュアな魂と胸がちぎれるような孤独を抱えた少女のあらがえない宿命に心打たれる。

ストーリー:神秘的な16歳の少女エレノア(シアーシャ・ローナン)は、彼女の保護者である八つ年上のクララ(ジェマ・アータートン)と共に海辺のリゾート地にたどり着く。一見姉妹のように見える二人は、長年定住することなく街から街へと放浪する日々を送っていた。実は、なまめかしい美貌を持つクララと悲しげな瞳を持つエレノアにはある秘密があり……。

ビザンチウム
(C) Parallel Films (Byzantium) Limited / Number 9 Films (Byzantium) Limited 2012, All Rights Reserved

映画短評

  • なかざわひでゆき
    虐げられるヴァンパイア母娘の哀しみ
    ★★★★
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     ニール・ジョーダン監督が「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」以来、久々に手掛けた本格的なヴァンパイアもの。若い姿のまま数百年に渡って生きながらえ続けるヴァンパイア母娘を主人公に、人目を避けて暮らす彼女たちの行くあてもない逃避行が描かれる。

     まず設定がかなり独特。ヴァンパイアに血を吸われてもヴァンパイアにはなれない。キリスト教以前のものとおぼしき神殿で、特別な儀式を受けねばならないのだ。しかも、ヴァンパイアはフリーメイソン的な秘密結社で構成されており、そのメンバーは男性のみ。つまり、本来なら女性はヴァンパイアになれない。ゆえに、母娘は人間からもヴァンパイアからも身を隠さねばならないのだ。

     血塗られた永遠の命を持つ者たちの哀しき宿命を主軸にしつつ、母娘がヴァンパイアにならざるを得なかった理由として、現代にも脈々と受け継がれる貧困や女性差別の問題を丹念に織り込む。舞台となる寂れた港町の荒涼とした風景がまた、虐げられるヒロインたちの悲哀と絶望を浮き彫りにして秀逸。淡々とした展開は総じて地味な印象だが、吸血鬼伝説の新たな解釈として非常に独創的かつインテリジェントな作品だ。

動画

映画『ビザンチウム』予告編

写真ギャラリー

Twentieth Century Fox Film Corporation / Photofest / Zeta Image

ポスター/チラシ

  • 映画『ビザンチウム』ポスター
    ポスター
  • 映画『ビザンチウム』チラシ
    チラシ
  • 映画『ビザンチウム』チラシ
    チラシ

スタッフ

脚本・原作: モイラ・バフィーニ
メイクアップチーフ: リン・ジョストン

キャスト

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