シネマトゥデイ

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とらわれて夏
(C) MMXIV Paramount Pictures Corporation and Frank's Pie Company LLC. All Rights Reserved.
英題:
LABOR DAY
製作年:
2013年
製作国:
アメリカ
日本公開:
2014年5月1日
(TOHO シネマズシャンテ ほか)
上映時間:
配給:
パラマウント ピクチャーズ ジャパン
カラー

チェック:「ライ麦畑の迷路を抜けて」などで知られる作家、ジョイス・メイナードの原作を実写化したラブストーリー。ひょんなことから逃亡犯の男性をかくまうことになった女性が、彼と惹(ひ)かれ合った果てに重大な決断をする5日間を見つめていく。監督は『ヤング≒アダルト』などのジェイソン・ライトマン。ケイト・ウィンスレット、ジョシュ・ブローリンら、実力派俳優が結集する。彼らの熱演もさることながら、人生や愛のあり方に深く迫ったドラマも見応え満点。

ストーリー:9月初めのレイバーデーの連休が迫る、アメリカ東部の閑静な町。シングルマザーのアデル(ケイト・ウィンスレット)とその息子である13歳のヘンリー(ガトリン・グリフィス)は、逃亡犯のフランク(ジョシュ・ブローリン)と出くわしてしまう。絶対に危害は加えることはないという言葉を信じ、アデルは彼を自宅にかくまうことに。やがて、家や車を修理し、料理を作り、ヘンリーに野球を教えるフランクに安らぎを覚え、魅了させられていくアデル。そして、人生を大きく変えかねないほどの重大な決意をする。

とらわれて夏
(C) MMXIV Paramount Pictures Corporation and Frank's Pie Company LLC. All Rights Reserved.

映画短評

  • 中山 治美
    色づく母に、春情を催すボク
    ★★★★★
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     K・ウィンスレットの裸体は見飽きたが、脱いでない本作が最も官能をくすぐられる。脅迫され、かくまう事になった脱走犯との間に芽生えてしまった禁断の恋。その2人の間に交わされる視線や指先での愛撫を、思春期を迎えた息子の目線で描く。母親のオンナの部分を見せつけられた戸惑いと、性への関心という少年の揺れる心にこちらもドッキドキ。そこに周囲に知られちゃいけないという隠匿さも加わって、妄想はマックス! 主人公を自分に置き換えて観ると尚、楽しい。
     恋愛映画は女子のモノという認識があるが、むしろ本作は男子にぜひ! 女子のTシャツから透けるブラジャーに欲情した夏の日の思い出が甦ってくるに違いない。

  • くれい響
    ケイト・ウィンスレットの巧さとエロさ
    ★★★★
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    ジェイソン・ライトマン監督作の割にまったくクセがない、かなり直球のラブストーリーだ。とはいえ、ここまでベタベタな展開ながら、クライマックスの逃亡計画に釘づけになってしまうのは、登場人物に感情移入させる監督、そして役者の巧さ。精神的にギリなケイト・ウィンスレットの演技に改めて巧さ…だけでなくエロさまで感じさせられるのだ。
    本作は実母とはいえ、少年目線で描いていることからも、『おもいでの夏』『君がいた夏』など“ノスタルジックな年上女性との初体験モノ”系の邦題が付けられたとしか考えられない。タイトルでいえば、原題の“労働者の日(9月第一月曜日)”の蒸し暑さ。これがエロさをより引き立てている。

  • ミルクマン斉藤
    ジェイソン・ライトマンらしからぬ甘さがけっこうイイ。
    ★★★★
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    脱獄犯に監禁される母子のサスペンス劇として始まるこの作品。ストックホルム症候群の実例を想起させたり、疑似的な父子の関係を匂わせたりしながらも、いつしかロマンス小説的展開に。いささかネジれたストーリーラインは確かにこの監督らしくもあるだろう。その中心テーマはずばりセックス。性欲を封じていた中年男女が、ピーチ・パイ造りで互いの手を重ねたとたん一気に噴きあがる肉体の震え(大甘なエンディングも“雀百まで”的な性欲の完結に思える)。母と疑似父との一挙一動が少年の目を通じて描かれることで、禁忌の香りも匂わせて余計エロティックだ。リビドーを刺激された彼の、妄想の産物のような美少女転校生との初恋も面白い。

  • 山縣みどり
    センシュアルなピーチ・パイ作りに目が釘付け
    ★★★★★
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    人間の弱さやダメな面を一見シニカルに、でも温かな視線で分析してきたジェイソン・ライトマン監督にしては異色といえるラブストーリーだ。夫に捨てられ引きこもりになった主婦アデルが息子と一緒に脱走犯フランクの人質にされ、実は優しかった殺人犯と恋に落ちる展開はロマンス小説さながら。器用で料理も上手なフランクは「レシピなんで必要ない、本能で焼くんだ」と菓子職人が聞いたら腰抜かしそうなことを言いながら、アデルの手を取ってパイ皮をこねて桃の下ごしらえをする。パイ作りがこんなにセンシュアルとは……。このシーンに全てが集約されているし、クライマックスの伏線になっているのも素敵だ。

  • 相馬 学
    メロドラマの枠からはみ出た、思春期のエロスに唸る
    ★★★★
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     ジェイソン・ライトマン監督が正統派のメロドラマを撮るのは意外な気もする。が、そこには確かに“クセ”がありドラマを興味深いものにしている。

     シングルマザーや思春期に入ろうとしているその息子と、心優しい脱獄囚。彼らの間には父と子のような絆に加え、悲しい恋が芽生える。そんな構図だけでも本作が情感にあふれていることが予測できるだろう。

     加えられた“クセ”は、少年の性の目覚めの要素。脱獄囚が拘束された母に食事をあたえるスプーンの運びや、パイ作りの際に密着する彼らの手と手、そしてダンス。いずれも少年の視点でとらえられ、ほのかなエロスを匂わせているのが妙味。やはりこの監督はただ者ではない。

動画

長谷川博己がナレーション!映画『とらわれて夏』予告編

写真ギャラリー

Paramount Pictures / Photofest / ゲッティ イメージズ

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  • 『とらわれて夏』を観ました【映画】ケイト・ウィンスレット×ジョシュ・ブローリン共演のラブストーリー from カフェビショップ (2015年1月4日 6時53分)
    真冬に夏映画。 乙なもんだね。 人をたらしこみたかったら 料理がうまくなくちゃね。 料理はうまい、掃除洗濯、家の修理に 車のオイル交換やウィンカーの修理、 タイヤ交換もお手の物。 ダンスもうまくて、 野球で子供の相手もできちゃいます。 そして、物静かで… ...[外部サイトの続きを読む]
  • 「とらわれて夏」 from ここなつ映画レビュー (2014年5月19日 13時3分)
    こういう、言わばメロドラマ的な、ハーレクイン・ロマンス的なものをわざわざ映画館で観るのってどうなの?と思いながら、まあターゲットは間違いなく私(の属する属性)なのだろう、と思いつつ、劇場に行ってみたら、観客が男性ばかりなのに驚いた。たまたま、だとは思うけど。粗筋を。時代は1980年代。CDでもipodでもなくレコードをかけている所が時代の最後の名残を表している。アデル(ケイト・ウィンスレット)は夫と離婚し、一人息子ヘンリー(ガトリン・グリィフィス)と二人で暮らしている。元夫は再婚して新しい家庭を持ち、日曜日 ...[外部サイトの続きを読む]
  • とらわれて夏 from ダイターンクラッシュ!! (2014年5月11日 2時20分)
    2014年5月9日(金) 21:20~ TOHOシネマズ川崎3 料金:1300円(レイトショー) パンフレット:未確認 まだ、いたのか。 『とらわれて夏』公式サイト 「何も言えなくて・・・夏」のようなタイトルだが、そのように甘い話だ。 予告編を観れば話の筋が全て判る。 唯一の例外は、10数年後にハッピー・エンドが訪れるところだ。 これは完全に予想外。より甘い話になった。いきなり親父反省しているし。 まあ、中年からのラブ・ストーリーとしては悪くない。 すくなくとも、老年の「マディソン郡の橋」よりは ...[外部サイトの続きを読む]
  • 『とらわれて夏』 (2013) from 相木悟の映画評 (2014年5月4日 10時59分)
    荒んだ心をうるおす、ファミリー・メロドラマ! ヘビーなヒューマン・サスペンスかと思いきや、いい意味で予想を裏切られる恋愛映画であった。 本作は、『JUNO/ジュノ』(07)、『マイレージ、マイライフ』(09)と興行、批評面共に成功をおさめ、一躍若手のトップ... ...[外部サイトの続きを読む]
  • とらわれて夏~不思議なピーチパイ from 佐藤秀の徒然幻視録 (2014年5月1日 19時51分)
    公式サイト。原題:Labor Day。ジョイス・メイナード原作、ジェイソン・ライトマン監督。ケイト・ウィンスレット、ジョシュ・ブローリン、ガトリン・グリフィス、トビー・マグワイア、 ... ...[外部サイトの続きを読む]
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