シネマトゥデイ

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危険なプロット
(C) 2012 Mandarin Cinema - Mars Films - France 2 Cinema - Foz
英題:
IN THE HOUSE
製作年:
2012年
製作国:
フランス
日本公開:
2013年10月19日
(ヒューマントラストシネマ有楽町 ほか)
上映時間:
配給:
キノフィルムズ
カラー/ビスタサイズ/5.1ch

チェック:『スイミング・プール』『しあわせの雨傘』などのフランソワ・オゾンが、フアン・マヨルガの戯曲を原作にして放つサスペンスドラマ。類まれな文才を秘めていた生徒と彼に物語の書き方を指導する国語教師が、思わぬ事態を引き起こしていくさまを見つめていく。『屋根裏部屋のマリアたち』などのファブリス・ルキーニ、『サラの鍵』などのクリスティン・スコット・トーマスなど、実力派が出演。ユーモアを絡めながら日常に存在する狂気や人間が抱える闇を浮き上がらせる、オゾン監督の卓越した演出手腕に引き込まれる。

ストーリー:作文の添削ばかりで刺激のない毎日に嫌気が差している高校の国語教師ジェルマン(ファブリス・ルキーニ)は、クロード(エルンスト・ウンハウアー)という生徒が書いた同級生とその家族を皮肉った文章に心を奪われる。その秘めた文才と人間観察能力の高さに感嘆したジェルマンは、彼に小説の書き方を指南する。かつて諦めた作家になる夢を託すようにして熱心に指導するジェルマンだが、クロードの人間観察は次第に過激さを増すように。そして、その果てにジェルマンを思わぬ事態に引きずり込んでいく。

危険なプロット
(C) 2012 Mandarin Cinema - Mars Films - France 2 Cinema - Foz

映画短評

  • なかざわひでゆき
    複雑な多重構造によるイマジネーションの迷宮
    ★★★★★
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     現実に夢や希望を見いだせない2人の孤独な魂が出会い、想像力の世界を通じて奇妙な共犯関係を築き上げていくものの、やがてその危険なゲームに自分たちが呑み込まれていってしまう。このところ分かりやすいコメディやメロドラマに傾倒していたフランソワ・オゾン監督だが、本作では特定の解釈を受け付けない複雑な多重構造によって観客をめくるめくイマジネーションの迷宮へと誘っていく。

     主人公は作家の夢を諦めた国語教師ジェルマンと、物憂げで謎めいた男子高校生クロード。ジェルマンはクロードの文才を認めて個人教授を施すのだが、親友一家を独自のシニカルな視点で観察した少年の“日誌レポート”は次第に現実と空想が交錯し始め、彼ら自身もその境界線がどんどん見えなくなってしまう。

     主観と客観、希望と挫折、愛と憎しみ、芸術と教育…様々なテーマが散りばめられ、ある種の問題を提起しながらも、その答えは見る側に委ねられていく。かなり観客を選ぶ映画ではあるものの、満たされない人間の漠然とした悪意と虚無感が不思議な吸引力となる。天使と悪魔の顔を兼ね備えた美少年エルンスト・ウンハウアーの妖しい魅力もなかなか抗しがたい。

動画

映画『危険なプロット』予告編

ポスター/チラシ

  • 映画『危険なプロット』ポスター
    ポスター
  • 映画『危険なプロット』チラシ
    チラシ
  • 映画『危険なプロット』チラシ
    チラシ

前売券特典

  • 映画『危険なプロット』危険なプロット 特製ペン
    危険なプロット 特製ペン

※数量や販売期間が限定されていたり、劇場によっては取扱が無い場合があります。


スタッフ

監督・脚本:

キャスト

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