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ばしゃ馬さんとビッグマウス

公式サイト:http://www.bashauma-movie.jp/
ばしゃ馬さんとビッグマウス
(C) 2013「ばしゃ馬さんとビッグマウス」製作委員会
製作年:
2013年
製作国:
日本
日本公開:
2013年11月2日
上映時間:
配給:
東映
カラー

チェック:『純喫茶磯辺』『さんかく』などの吉田恵輔による青春ラブコメディ。一心不乱にシナリオ執筆に励むものの芽が出ない女と、あまりシナリオを書いたことがないのに他者の批評ばかりする男が、シナリオスクールで出会ったことから巻き起こる騒動と恋の行方を、笑いと涙を交えながら映し出す。取りつかれたように脚本家を目指すヒロインのみち代を『インスタント沼』の麻生久美子が、大口をたたいてばかりの青年・天童を関ジャニ∞の安田章大が演じ、イタい者同士の掛け合いを繰り出し続ける。

ストーリー:次々と脚本コンクールに応募するものの、一次審査すらも通らない34歳の馬淵みち代(麻生久美子)。そんな彼女と同じシナリオスクールに通う26歳の天童義美(安田章大)は、自分の作品をほとんど書いたことがない割には、常軌を逸した毒舌で他人のシナリオを酷評する。そんな彼らが出会ってしまい、何と天童がみち代にほれてしまう。嫌味な自信過剰男だと自分を嫌うみち代に認めてもらおうと、ついにシナリオを書くことを決意する天童。意外な彼の真摯(しんし)な姿に、みち代も心を開き始めるが……。

ばしゃ馬さんとビッグマウス
(C) 2013「ばしゃ馬さんとビッグマウス」製作委員会

映画短評

  • くれい響
    奇才監督とジャニーズが起こした化学反応
    ★★★★★
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    「もし、家庭教師の教え子が可愛かったら?」「もし、モテるために喫茶店を開いたら?」など、男なら考えがちな“もしも”を、魅力的なヒロインを配して映像化してきた吉田恵輔監督。3年ぶりの新作は、実体験に基づく「もし、長年の夢を諦めるなら?」というヘビィなテーマをぶつけてくる。
     対照的な性格の男女を通し、ときにコミカルに、残酷に、夢との向き合い方を描くのだが、セリフ回しや構成など、卓越したテクがハンパない。当て書きで書かれた麻生久美子は、それに応えるべく、体当たりでヒロインを演じ、誰もが認める代表作を生んだ。だが、シナリオ教室や居酒屋など、ミニマムな舞台ながら、ここまでマスな作品となったのは、安田章大の功績にほかならない。麻生のヒロインが監督の分身であることで、彼はこれまでの吉田作品のヒロインが持っていた動物的感性でキラキラパワー((C)小野恵令奈)を放つのだ。AKB48に続き、ジャニタレと起こした化学反応は吉田恵輔のネクストステージを告げる一作になった。eighterや安田担(当)はもちろん、クリエイターのほか、夢を持つすべての人の胸を貫く2013年日本映画ベストワンである。

  • 森 直人
    「抱いちゃった夢」の続け方・終わらせ方
    ★★★★★
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    「僕は吉田恵輔監督の映画が大好きなんだよね。女の子が持ってる天然の悪いところを魅力的に撮るじゃん」とは漫画家・江口寿史の弁(『ビジョメガネ5』ソニー・マガジンズ刊より)。その記事で『純喫茶磯辺』に触れ、「すぐどうでもいい男とヤッちゃうバカ女の役(笑)」で絶賛されていたのが麻生久美子。今回の新作では一転、マジメに脚本家を目指しながら、夢の底辺で空回りしている34歳の「ばしゃ馬さん」を同様の生々しいリアリティで演じる。

    彼女と対になるのが、何も書いていないくせに自称・天才と豪語する「ビッグマウス」。この絶妙にウザいダメ男を関ジャニ∞の安田章大が怪演。シナリオスクールを舞台にした“あるある系”の体裁を取りながら、「才能」と「努力」をめぐる痛切な自己実現の物語に仕上げ、必ず心の奥深くに刺さってくる。

    鈴木おさむの人気作『芸人交換日記』を連想する人もいるだろう。だが、こちらはサバイバルの光と影を描くのではなく、ひたすら人間の弱さや苦悩に共感を持って寄り添う。真に目線が低いのだ。『なま夏』から『さんかく』まで、イタい恋愛劇を極めた吉田監督が優しさと色気を保ちつつ芸風を広げた傑作!

前売券特典

  • 映画『ばしゃ馬さんとビッグマウス』ビッグマウス
    ビッグマウス

※数量や販売期間が限定されていたり、劇場によっては取扱が無い場合があります。


スタッフ

監督・脚本:
脚本: 仁志原了

キャスト

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  • ショートレビュー「ばしゃ馬さんとビッグマウス・・・・・評価額1600円」 from ノラネコの呑んで観るシネマ (2013年11月11日 23時20分)
    人生は、シナリオどおりに進まない。 今やってる仕事の制作が佳境を迎え、生みの苦しみから一時逃れるために映画に行ったら、ものすごくリアルな創作の葛藤の物語を見せられて、余計に苦しくなったというオチ(笑 まあ私の悩みはともかく、映画自体はすばらしい仕上がり。 「ばしゃ馬さんとビッグマウス」はシナリオライターを目指す二人の主人公を通して、夢を目指すこと、夢を手放すことの意味を問う、青春映... ...[外部サイトの続きを読む]
  • 900「ばしゃ馬さんとビッグマウス」。 from わたしの(わたしの東京の日常と)映画日記。 (2013年11月9日 22時28分)
    麻生久美子さんが好きなので(吉田恵輔監督作品の、そのすべてを観ているわけではないのだけれど、吉田恵輔監督作品も好きなので) 観に行って来ました。吉田恵輔監督作品。 とても良かったです。胸が熱くなりました。機会があればまた観に行きたいです。 . ...[外部サイトの続きを読む]
  • 「ばしゃ馬さんとビッグマウス」:苦いけど、人生は続く from 大江戸時夫の東京温度 (2013年11月7日 23時7分)
    映画『ばしゃ馬さんとビッグマウス』は、『純喫茶磯辺』『さんかく』の吉田恵輔監督だ ...[外部サイトの続きを読む]
  • ばしゃ馬さんとビッグマウス from 映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評 (2013年11月7日 0時11分)
    シナリオライターを目指す男女の騒動を描く「ばしゃ馬さんとビッグマウス」。イタいもの同士のかけあいとやるせなさがしみる。34歳の馬淵みち代は学生時代からシナリオライター ... ...[外部サイトの続きを読む]
  • 『ばしゃ馬さんとビッグマウス』 (2013) from 相木悟の映画評 (2013年11月6日 11時10分)
    夢追い人にささぐ、超イタいハートフル・コメディ! 夢に向かって歯を食いしばってがんばっている人々の心をえぐる、快作かつ問題作であった。 本作は、『純喫茶磯辺』(08)、『さんかく』(10)と、ちょっとイタい人々をハートフルに描いてきた俊英、吉田恵輔監... ...[外部サイトの続きを読む]
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