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スーサイド・ショップ

公式サイト:http://www.suicideshop.jp/
スーサイド・ショップ
(C) 2012 Diabolo Films, La Petite Reine, ARP, France 3 Cinema, PCF Magasin des Suicides le film Inc., Entre Chien et Loup, RTBF
英題:
THE SUICIDE SHOP
製作年:
2012年
製作国:
フランス/ベルギー/カナダ
日本公開:
2013年9月7日
(ヒューマントラストシネマ有楽町 ほか)
上映時間:
配給:
コムストック・グループ / キノフィ ルムズ
カラー

チェック:ジャン・トゥーレの小説「ようこそ、自殺用品専門店へ」を原作に、鬼才パトリス・ルコントがアニメに初挑戦したコメディー。自殺用品店を営むマイナス思考を極めた一家が、赤ちゃんの誕生を機に変貌を遂げる姿を追い掛けていく。コミックを描いた経験があるルコント監督が、その経験を生かしてダークでありながらもユーモラスなビジュアルを構築。ミュージカル仕立ての語り口もさることながら、人生の素晴らしさを高らかにうたったテーマにも魅了される。

ストーリー:どんよりとした雰囲気が漂い、人々が生きる意欲を持てずにいる大都市。その片隅で、首つりロープ、腹切りセット、毒リンゴといった、自殺するのに便利なアイテムを販売する自殺用品専門店を開いているトゥヴァシュ一家。そんな商売をしているせいか、父ミシマ、母ルクレス、長女マリリン、長男ヴァンサンと、家族の誰もが一度たりともほほ笑んだことがなかった。人生を楽しもうとしない彼らだったが、無邪気な赤ちゃんが生まれたことで家庭内の雰囲気が少しずつ変わり始め……。

スーサイド・ショップ
(C) 2012 Diabolo Films, La Petite Reine, ARP, France 3 Cinema, PCF Magasin des Suicides le film Inc., Entre Chien et Loup, RTBF

映画短評

  • なかざわひでゆき
    大人の国フランスが生んだ大人向けの寓話
    ★★★★
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     パトリス・ルコント監督初のアニメ。人々が生きる気力を失った架空の街で、自殺用品専門店を営む一家に生まれた超ポジティブな少年アランが、暗く澱んだ世界を明るいバラ色に変えていくブラック・コメディだ。

     一歩間違えると不謹慎になりかねない題材が散りばめられているだけに、実写ではなくアニメにしたのは大正解。「人生に失敗しましたか?私たちなら失敗なく逝かせてあげます」という自殺用品店のキャッチフレーズからして絶妙に毒が効いている。希望の見いだせない閉塞社会、われ先にと自殺へ走る人々。まるで現実をカリカチュアしたような世界が描かれるわけだが、本作ではそんな暗さをミュージカル仕立ての辛辣なユーモアで笑い飛ばし、人生って楽しくない?というアラン少年のストレートな楽天性であらゆる悲観主義を木っ端微塵にする。そう、人間生きているだけで儲けものなのだ。

     ティム・バートンにも匹敵する鋭い風刺精神、「ベルヴィル・ランデブー」を彷彿とさせるようなキモかわいいビジュアル。アニメ作家としてもルコント監督のセンスは抜群に冴えている。大人の国フランスが生んだ大人向けの寓話。気分の落ち込んだ時にこそ見て欲しい。

  • 今 祥枝
    後ろ向きな人々を見て人生を楽観したくなるパラドックス
    ★★★★
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    飛び降り自殺した人々が次々と空から降ってきて、鳩までが絶望して自死してしまう。のっけから衝撃的な世界観に唖然とさせられる本作は、フランスの作家ジャン・トゥーレの原作のアニメーション化。パトリス・ルコントが実写化を諦めたのは正解で、これはアニメーションでなければ不可能な企画だ。

    加えてミュージカル仕立てにしたアイディアが秀逸(楽曲のレベルも高い!)。「死を成功させよう」と高らかに歌う自殺用品専門店の主人に、ねずみまでもが「人生つまらなくて当然」と合唱する。陽気なのか陰気なのか、しかもこれほど”死”を連呼していいのか?と戸惑うも、あまりにも悲観的な人々の姿に「何もそこまでして死ななくても…」と不謹慎にもおかしくなってくる。徹底的に後ろ向きな人々の姿をみせて、もっと気楽に生きたらいいんじゃないのと前向きな気持ちにさせるパラドックス。これって漠然とした不安を抱える現代人への荒療治に最適な映画かも? 

    ともすれば悪趣味になりかねない題材。だが、ルコントは現代社会の通念としてはびこるネガティブ思考を、強烈な批判精神とアイロニカルな視点から自虐的に笑い飛ばす形で娯楽に昇華させている。

動画

映画『スーサイド・ショップ』予告編

ポスター/チラシ

  • 映画『スーサイド・ショップ』ポスター
    ポスター
  • 映画『スーサイド・ショップ』チラシ
    チラシ
  • 映画『スーサイド・ショップ』チラシ
    チラシ

前売券特典

  • 映画『スーサイド・ショップ』オリジナル缶バッジ2個セット(アラン&骸骨、ミシマ&刀)
    オリジナル缶バッジ2個セット(アラン&骸骨、ミシマ&刀)

※数量や販売期間が限定されていたり、劇場によっては取扱が無い場合があります。


スタッフ

監督・脚本:

キャスト

(声の出演)
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  • スーサイド・ショップ (2012) ■ from どんくらの映画わくわくどきどき (2014年1月14日 3時20分)
    フランス製アニメ+ミュージカル+コメディ。DVDで観た。 他のDVDに入っていた予告編を見ておもしろそうと思って観たけれどおもしろくなかった。 楽で確実なと言いながら商品に独創性がない。ストーリーもおもしろくない。機知も感じられない。 □ 代々続くトゥヴァンシュ家の自殺用品店の取扱商品は品質第一で確実に死ねる。品ぞろえも豊富で首つり用の縄も各種取り揃えてあってきちんと結び目つきで売... ...[外部サイトの続きを読む]
  • 【映画】 スーサイド・ショップ from 別冊 社内報 (2013年11月5日 11時29分)
    タイトルは自殺用品店でよかったのでは。 スーサイドが自殺だとわかるほど日本に英語は普及していないかと。 店主がミシマで、セップクのハラキリに日本刀を薦め、キモノ付で800ユーロだそうです。 ■ 札幌劇場にて 仕立て屋の恋アミューズソフトエンタテインメント仕立て屋の恋 髪結いの亭主アミューズソフトエンタテインメント髪結いの亭主 橋の上の娘アミューズソフトエンタテインメント橋の上の娘 歓楽通り松竹歓楽通り 列車に乗った男ポニーキャニオン列車に乗った男 親 ...[外部サイトの続きを読む]
  • スーサイド・ショップ~三島由紀夫出演! from 佐藤秀の徒然幻視録 (2013年9月8日 20時40分)
    公式サイト。原題:Le Magasin des suicides、英題:The Suicide Shop。ジャン・トゥーレ原作のアニメ。パトリス・ルコント監督。(声)ベルナール・アラヌ、イザベル・スパッド、ケイシー・モッテ ... ...[外部サイトの続きを読む]
  • スーサイド・ショップ / Le magasin des suicides from 勝手に映画評 (2013年9月7日 20時2分)
    ネタバレあり。 普段はアニメは見ないんですが、フランスアニメで、テーマも何かシニカルな感じがしたので行ってみました。って言うか、この前に同じくフランス映画の『大統領の料理人』を見ているので、今日は、一人でフランス映画祭です(笑)。 3D字幕です。アクション... ...[外部サイトの続きを読む]
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