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そこのみにて光輝く

公式サイト:http://hikarikagayaku.jp
そこのみにて光輝く
(C) 2014 佐藤泰志 / 「そこのみにて光輝く」製作委員会
製作年:
2013年
製作国:
日本
日本公開:
2014年4月19日
(テアトル新宿 ほか)
上映時間:
製作:
「そこのみにて光輝く」製作委員会
製作プロダクション:
ウィルコ
配給:
東京テアトル / 函館シネマアイリス
カラー

チェック:『海炭市叙景』の原作者、佐藤泰志の三島由紀夫賞候補となった小説を基に、北海道函館を舞台に生きる場所のない男女の出会いを描くラブストーリー。仕事を失った男がバラックに住む女と出会い、家族のために必死な彼女をいちずに愛し続ける姿を描く。主演は、『シャニダールの花』などの綾野剛。主人公と惹(ひ)かれ合うヒロインを、池脇千鶴が演じる。メガホンを取るのは、『オカンの嫁入り』などの呉美保。美しい函館を背景につづられる、男女の愛の軌跡と人生の過程が心に突き刺さる。

ストーリー:仕事を辞めて何もせずに生活していた達夫(綾野剛)は、パチンコ屋で気が荒いもののフレンドリーな青年、拓児(菅田将暉)と出会う。拓児の住むバラックには、寝たきりの父親、かいがいしく世話をする母親、そして姉の千夏(池脇千鶴)がいた。達夫と千夏は互いに思い合うようになり、ついに二人は結ばれる。ところがある日、達夫は千夏の衝撃的な事実を知り……。

そこのみにて光輝く
(C) 2014 佐藤泰志 / 「そこのみにて光輝く」製作委員会

映画短評

  • 森 直人
    すべてが最高レベル。特に菅田将暉!
    ★★★★★
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    『祭りの準備』『青春の殺人者』『サード』『遠雷』――。70年代半ばから80年代初頭まで、「負性」を描くことにおいて絶品だった日本映画の傑作群に全然負けていない。ATGの作風を彷彿させつつ現在形の生々しさが脈打つ。格差社会が叫ばれて以降、主にロスジェネ世代の作り手が同様のザラザラした感覚と「出口なし」の閉塞に向ける視座を取り戻しており、作家・佐藤泰志の再評価もその気運に関わっているのだろう。

    先行する佐藤原作の映画化は『海炭市叙景』だが、そのチームが本作と『私の男』(6/14公開)に枝分かれし、新旧をつなぐ最高の役者陣が結集している流れに注目。特に本作の菅田将暉は『共喰い』からの飛躍が凄すぎ!

  • なかざわひでゆき
    生きることの残酷と向き合う男女の絶望と再生
    ★★★★★
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     過去の罪悪感から生きる目的を見失った男と、社会の底辺で夢も希望もなく暮らす女。そんな2人が絶望の淵でもがき苦しみながらも寄り添っていく。
     生きるということの耐え難い残酷と向き合う男女の触れ合い。それは“愛”とか“絆”とかいう言葉が空々しく聞こえるほど胸に重く迫る。演じる綾野剛と池脇千鶴の佇まいは見事。お互いの孤独を慰めあうかのような濡れ場は出色だ。これほど魂を揺さぶられるセックスシーンは見たことがない。
     そんな2人を繋ぐ菅田将輝がまたいい。頭は悪いが純粋で無垢な若者の、内に秘めた悲しみや怒りを全身から迸らせる。そのなんと痛々しいことか。これは今年絶対に見ておかねばならない邦画の一つだ。

  • 山縣みどり
    ひたすら命をつなぐ、それが「生きる」こと。
    ★★★★★
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    『海炭市叙景』で注目された佐藤泰志の著作の映画化だ。ある事故をきっかけに無為な日々を送る青年と社会の底辺でもがく姉弟がくり広げる人間ドラマだ。閉塞的な地方都市で夢や希望とは無縁な人生を送る3人のもどかしさが伝わり、胸に疼痛を覚えた。特に痛々しいのは、工場パートと売春で家族を養う状況を唯諾々と受け入れているヒロインだ。逃げたくても決して逃げない彼女の心情をおもんばからせる呉美穂監督のてらいのない演出と太々しいまでの生命力を感じさせる池脇千鶴の演技にしびれた。人生に意義を見出せず、喪失感と孤独にさいなまれながらもひたすら命をつなぐ。それが「生きる」ことと佐藤にも思ってほしかった。

  • ミルクマン斉藤
    過去2作とはまるで別人の呉美保がここにいる!
    ★★★★★
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    家庭内依存と過去のトラウマから抜け出せず、社会の最底辺で闇を彷徨う男女。貧困、セックス、負の連鎖。日活ロマンポルノやATG映画をどうしても想起させる、どん詰まり感極まるずぶずぶな四畳半的世界だが、何故にこうも爽やかなのか。それはメイン俳優三人の醸し出す色気、メジャー感、演技力に負うところ大だ。巧すぎてか、最近は名脇役と化しつつあった池脇千鶴が本領発揮。綾野剛はシネスコの半分を顔のアップで占拠しても磁場生みまくり。いちばんの驚きは菅田将暉で、自転車の漕ぎ方ひとつで人間の豹変を表現し、間違いなく今年の助演男優賞を独占するだろう。魅惑的に暗闇を捉える近藤龍人のキャメラもたまらなくエロティックだ。

動画

映画『そこのみにて光輝く』予告編

ポスター/チラシ

  • 映画『そこのみにて光輝く』ポスター
    ポスター
  • 映画『そこのみにて光輝く』チラシ
    チラシ
  • 映画『そこのみにて光輝く』チラシ
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前売券特典

  • 映画『そこのみにて光輝く』映画ポストカード3枚セット
    映画ポストカード3枚セット

※数量や販売期間が限定されていたり、劇場によっては取扱が無い場合があります。


スタッフ

監督:
原作: 佐藤泰志
脚本: 高田亮
音楽: 田中拓人
製作: 永田守
企画・製作: 菅原和博
エグゼクティブプロデューサー: 前田紘孝
プロデューサー: 星野秀樹
アソシエイトプロデューサー: 吉岡宏城 / 佐治幸宏
キャスティングディレクター: 元川益暢
ラインプロデューサー: 野村邦彦
撮影: 近藤龍人
照明: 藤井勇
録音: 吉田憲義
美術: 井上心平
編集: 木村悦子
助監督: 山口隆治

キャスト

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  • 『 そこのみにて光輝く 』金と性 from 映画@見取り八段 (2014年12月12日 2時58分)
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        作品について  http://cinema.pia.co.jp/title/163284/ ↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。     閉塞感の中で出逢った若い男女の物語――ということですが 評判がよいので、期待して鑑賞しました。     “閉塞“と一口に言っても、出口のないことの原因が 自分にあるのか、他人のほうにあるのかでも ... ...[外部サイトの続きを読む]
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    映画の魅力とは何だろう。  映画の数だけ違う魅力があると思うが、これだけは欠かせないというものは何だろうか。  ストーリーの面白さじゃないことは確かだ。  ストーリーが面白い映画も良いけれど、先の展開が読めてしまう映画でも一向に構わない。小津安二郎監督の映画や『男はつらいよ』シリーズに足を運ぶ観客は、波乱万丈の物語や意表を突いたオチなんて望んでいない。ルイス・ブニュエル監督の『ア... ...[外部サイトの続きを読む]
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