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レッド・ファミリー

公式サイト:http://redfamily.gaga.ne.jp/
レッド・ファミリー
(C) 2013 KIM Ki-duk Film. All Rights Reserved.
英題:
RED FAMILY
製作年:
2013年
製作国:
韓国
日本公開:
2014年10月4日
(新宿武蔵野館ほか)
上映時間:
配給:
ギャガ
カラー

チェック:『アリラン』『嘆きのピエタ』などの鬼才キム・ギドクが、脚本、編集、エグゼクティブプロデューサーを務めた異色のドラマ。家族を装って韓国に潜入する北朝鮮の工作員たちが、次第に階級の壁を乗り越えて奇妙な絆で結ばれていくさまを追う。監督を務めるのは、本作が初の長編作となるイ・ジュヒョン。『人形霊』などのキム・ユミ、『大韓民国1%』などのソン・ビョンホら実力派俳優が共演。ハートウオーミングかつスリリングな物語の中に、南北分断の現状も垣間見える作品。

ストーリー:誰もがうらやむ理想の家族を絵に描いたような一家。だがその正体は、母国からの密命を遂行するために韓国に潜入している北朝鮮の工作員チーム、サザンカ班だった。表では仲むつまじい4人家族だが、玄関のドアを閉めると階級を重んじ、母国の命令を順守するスパイ集団となる。何かと押し掛けてくる隣人一家を資本主義の隷属者と見下しながらも彼らに憧れを抱き、互いの階級を忘れて家族的な絆を育むようになる4人。そんな中、メンバーの一人が母国に残した妻子が脱北に失敗したとわかり……。

レッド・ファミリー
(C) 2013 KIM Ki-duk Film. All Rights Reserved.

映画短評

  • なかざわひでゆき
    南北朝鮮風刺劇にとどまらない涙腺全開必至の感動作
    ★★★★★
    »読む«閉じる

     主人公の仲が良くて礼儀正しくて幸せそうな一家は、実は赤の他人が寄り集まった北朝鮮の潜入スパイ。そんな彼らの目を通して平和ボケ&贅沢慣れした韓国人の堕落ぶりを嘲笑しつつ、愛する家族を国家の人質に取られ、独裁者のために多大な犠牲を強いられる主人公たちの悲哀をも浮き彫りにしていく。
     ほのぼのとした笑いと背筋の凍るような衝撃を絶妙なテンポで織り交ぜたイ・ジュヒョン監督の演出は見事なもので、観客はやがて家族としての絆に目覚めていく主人公たちに強く共感し、彼らの背負わされた理不尽で残酷な運命に切なく涙し、そして絶望の中にあっても僅かな希望の光を見出そうとする彼らの姿に胸打たれる。いや、凄い映画だ。

  • 森 直人
    シットコムで南北問題を描く異色アプローチの傑作!
    ★★★★
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    キム・ギドクは監督作として朝鮮半島の南北分断を扱った『コースト・ガード』を撮っているが、製作・脚本・編集のみを務めた今回はなんとシチュエーション・コメディに近い形式の異色ホームドラマ。北朝鮮スパイのニセ家族と韓国のダメ一家というお隣同士の対比を軸とし、米TV風に外野の笑い声が聞こえてきそうな作風。

    そして後半から終盤は超エモーショナルに号泣モノの展開へ登り詰める。「家族愛」という手垢にまみれた主題を人間性のリアルな発露として、これほど切実にスパークさせた例は稀だろう。

    監督の新人イ・ジュヒョンはウェルメイドな構築を見せる秀才タイプ。そんな彼に破格の発想を与えた天才ギドクのサポートは見事!

  • 山縣みどり
    超えられそうで超えられない38度線の切なさよ。
    ★★★★★
    »読む«閉じる

    脱北者暗殺のために韓国に潜入した工作員が仲良し家族を装っている設定がまずユニークだ。家(という名の前線基地!)に入るや民主主義NO!と反省を繰り返す4人が問題の多い隣人に呆れつつも故郷に残した家族を思う姿に、相田みつをじゃないが「人間だもの」とつぶやいてしまった。フェンス越しの会話が子供同士の交際、やがて互いの家での食事となり、ついには一緒の旅行まで!? 徐々に接近するご近所関係は、監督が望む南北関係への期待とも受け取れる。が、超えられそうで超えられないのが38度線だ。故郷に戻れないと悟っている老工作員が空を自由に飛ぶ鳥と体制に翻弄される我が身を比較するシーンがグッときた。

動画

映画『レッド・ファミリー』予告編

ポスター/チラシ

  • 映画『レッド・ファミリー』ポスター
    ポスター
  • 映画『レッド・ファミリー』チラシ
    チラシ
  • 映画『レッド・ファミリー』チラシ
    チラシ

スタッフ

脚本・編集・エグゼクティブプロデューサー: キム・ギドク

キャスト

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  • 『レッド・ファミリー』 映画@見取り八段 from 映画@見取り八段 (2015年5月6日 16時44分)
    監督: イ・ジュヒョン    制作・脚本: キム・ギドク キャスト: キム・ユミ… ...[外部サイトの続きを読む]
  • 「レッド・ファミリー」 from 元・副会長のCinema Days (2014年12月5日 6時48分)
    (英題:Red Family)やっぱりキム・ギドクが製作に関わった映画はダメである。彼は世評は高いが、個人的には彼の作品のどこが良いのか分からない。いずれも思わせぶりな設定、センセーショナルなモチーフ、しかし内実はお寒い限り。シナリオを担当した本作も同様で、... ...[外部サイトの続きを読む]
  • レッド・ファミリー/争えるのも自由だから from MOVIE BOYS (2014年11月24日 18時3分)
    韓国の鬼才・キム・ギドク監督が脚本・編集・エグゼクティブプロデューサーを務めたドラマ。家族を装い韓国に潜入した北朝鮮の工作員4名が、隣家に影響を受けながら変わっていく姿を描いている。『人形霊の』キム・ユミ、『大韓民国1%』のソン・ビョンホらが出演。監督は今回が長編デビューとなるイ・ジョヒュン。昨年の東京国際映画祭の観客賞受賞作品だ。 ...[外部サイトの続きを読む]
  • レッド・ファミリー/붉은 가족/RED FAMILY from 我想一個人映画美的女人blog (2014年10月23日 23時34分)
    一見仲が良いふつーの家族に見えるがこの一家、実は 韓国の鬼才キム・ギドク監督が脚本・製作、ちょっとコミカルで哀しいスパイ・サスペンス。 去年の東京国際映画祭で観客賞受賞 韓国で理想の家族を演じながら、消せとの指令で任務をこなしていく北朝鮮の工作... ...[外部サイトの続きを読む]
  • レッド・ファミリー  (2013)  ▲ from どんくらの映画わくわくどきどき (2014年10月21日 3時20分)
    家族を装い韓国で暮らす4人の北朝鮮スパイ。北にいる家族を守るために過酷な命令に従っている。 表向きは祖国への忠誠を誓い韓国の人々を非難しているものの、果てしなくゴールの見えない任務に疲れ果てている。 喧嘩ばかりしている隣の家族さえも、家族で本音を言い合う自由をうらやましく思う。 本来互いを監視しなければいけない立場にありながら、家族愛が芽生えてしまう。 □ 仲睦まじい夫婦と可... ...[外部サイトの続きを読む]
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