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グランド・ブダペスト・ホテル

公式サイト:http://GBH.JP
グランド・ブダペスト・ホテル
(C) 2013 Twentieth Century Fox. All Rights Reserved.
英題:
THE GRAND BUDAPEST HOTEL
製作年:
2013年
製作国:
イギリス/ドイツ
日本公開:
2014年6月6日
(TOHOシネマズ シャンテ、シネマカリテ ほか)
上映時間:
日本語字幕:
岸田恵子
配給:
20世紀フォックス映画
提供:
フォックス・サーチライト・ピクチャーズ
製作:
アメリカン・エンピリカル・ピクチャー
カラー/ビスタサイズ

チェック:『ダージリン急行』などのウェス・アンダーソン監督が、格式高い高級ホテルを取り仕切るコンシェルジュと、彼を慕うベルボーイが繰り広げる冒険を描いた群像ミステリー。常連客をめぐる殺人事件と遺産争いに巻き込まれた二人が、ホテルの威信のためにヨーロッパ中を駆け巡り事件解明に奔走する。主演のレイフ・ファインズをはじめ、エドワード・ノートン、エイドリアン・ブロディ、ジュード・ロウなど豪華キャストがそろう。

ストーリー:1932年、品格が漂うグランド・ブダペスト・ホテルを仕切る名コンシェルジュのグスタヴ・H(レイフ・ファインズ)は、究極のおもてなしを信条に大勢の顧客たちをもてなしていた。しかし、常連客のマダムD(ティルダ・スウィントン)が殺されたことでばく大な遺産争いに巻き込まれてしまう。グスタヴは信頼するベルボーイのゼロ(トニー・レヴォロリ)と一緒にホテルの威信を維持すべく、ヨーロッパ中を駆け巡り……。

グランド・ブダペスト・ホテル
(C) 2013 Twentieth Century Fox. All Rights Reserved.

映画短評

  • なかざわひでゆき
    一つの頂点を極めたウェス・アンダーソンの美学
    ★★★★
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     東欧の由緒正しき高級ホテルを舞台に繰り広げられる、サスペンスあり謎解きありアクションありの賑やかな作品だが、そこはウェス・アンダーソン監督。あえて狙いを外したユルめのユーモアと軽妙なタッチが持ち味なので、人によって好き嫌いは大きく分かれそうだ。
     とはいえ、細部まで徹底的に凝った美術セットやカメラワークには誰もが目を奪われるはず。古式ゆかしいミニチュアやマットペイントなどを用いて再現される’30年代のヨーロッパは、黄金期のハリウッド映画を彷彿とさせるノスタルジーに溢れ、まるでアンティークのドールハウスを眺めているようなワクワク感を味わえる。監督の懐古趣味的な美学が一つの頂点を極めた作品だ。

  • 山縣みどり
    レイフ・ファインズのコメディ・センスに仰天
    ★★★★★
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    様式美となった舞台美術や衣装、ムービング・ショットはじめとする独特の映像を見ればウェス・アンダーソン印なのは一目瞭然。ティルダ・スウィントンをはじめとするウェス組メンバーも登場し、ホテル業界を仕切る秘密組織の活躍といったオフビートな笑いを提供してくれる。でも最高のサプライズは、初参加のレイフ・ファインズ。紳士然としたコンシェルジュ職の裏に俗物の素顔を隠した主人公グスタフを軽々と楽しそうに演じている。漫画めいたキャラクターが上品なクィーンズ・イングリッシュで話すだけでもうさん臭いが、一挙一動が無責任男っぽくていい感じ。シリアス路線の俳優かと思っていたが懐が相当深そう。さすがの演技派だ。

  • ミルクマン斉藤
    おもしろうてやがて哀しき。
    ★★★★★
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    執拗なまでのシンメトリ。完璧に統一された色彩設計。水平・垂直を旨とするキャメラ移動。すでにウェスは自己のスタイルを確立しており、本作は行きつくところまで来た感がある。同時に本作はウェスの新しい局面を見せていて、それは自分やら家族やら、内の世界に縛られていた彼がなんと「歴史」を語り出したこと。多分に寓話的だが具体的にはオーストリア=ハンガリー帝国の崩壊そしてナチスとの併合だ。R.ファインズ扮する主人公がこだわった厳格な仕事ぶりや道理ある生き方は「すでに彼の時代のものでさえなかった」という最後の述懐、そしてS.ツヴァイクの名が喚起する「滅びの美」に胸がいっぱいになる。作品自体は軽妙なのだが。

  • 平沢 薫
    ウェス・アンダーソンの世界には"枠組み"がよく似合う
    ★★★★★
    »読む«閉じる

     文字通り画面の隅から隅まで、ウェス・アンダーソン監督の美意識が詰まってる。これまでも編集のテンポはデザインの一部だったが、今回は俳優の動作のリズムまでが意匠の一部。多数の登場人物たちそれぞれの動きが、緻密な模様を描き上げる。

     しかも、モチーフはヨーロッパ。この監督が、彼の資質とは対極にあるインドすら彼独自の世界に変貌させてしまうことは「ダージリン急行」で証明済みだが、やっぱり、お似合いなのはヨーロッパ。

     物語は、今は失われてしまったある美学を追想する、という枠組み内で展開。枠組みの中に純粋世界を構築するという趣向も、監督の美学と相乗効果を挙げている。

動画

映画『グランド・ブダペスト・ホテル』予告編
映画『グランド・ブダペスト・ホテル』予告編
『グランド・ブダペスト・ホテル』 ウェス・アンダーソン インタビュー【第87回アカデミー賞 インタビュー】

写真ギャラリー

Fox Searchlight Pictures / Photofest / ゲッティ イメージズ

ポスター/チラシ

  • 映画『グランド・ブダペスト・ホテル』ポスター
    ポスター
  • 映画『グランド・ブダペスト・ホテル』チラシ
    チラシ
  • 映画『グランド・ブダペスト・ホテル』チラシ
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スタッフ

監督・脚本・発案・製作:
製作総指揮: モーリー・クーパー
プロダクションデザイン: アダム・ストックハウゼン
音楽スーパーバイザー: ランドール・ポスター
衣装デザイン: ミレーナ・カノネロ
アソシエイトプロデューサー: オクタヴィア・ペイセル

キャスト

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  • グランド・ブダペスト・ホテル from 映画のメモ帳+α (2015年10月16日 0時33分)
    グランド・ブダペスト・ホテル(2013 イギリス・ドイツ) 原題   THE GRAND BUDAPEST HOTEL 監督   ウェス・アンダーソン 原案   ウェス・アンダーソン ヒューゴ・ギネス 脚本   ウェス・アンダーソン 撮影   ロバート・イェーマン 美術   アダム・ストックハウゼン 衣装デザイン ミレーナ・カノネロ 編集   バーニー・ピリング 音楽   アレクサンドル・デスプラ 音楽監修   ランドール・ポスター 出演   レイフ・ファインズ F ...[外部サイトの続きを読む]
  • 「グランド・ブダペスト・ホテル」 from 元・副会長のCinema Days (2015年3月23日 6時35分)
    (原題:The Grand Budapest Hotel)上映時間が長すぎる。100分という時間だけを聞けば殊更長いようには思えないが(それどころか、昨今のハリウッド製娯楽映画なんかと比べれば短い方だ)、こういうキッチュなエクステリアを持ったシャシンはボロの出ない間にサッ... ...[外部サイトの続きを読む]
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    観たいなぁと思いながら、今になってしまいました。評判もよく、ウェス・アンダーソン監督は「ダージリン急行」が好きだったしね(ムーンライト・キングダムはまだやねん)。俳優 ... ...[外部サイトの続きを読む]
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    ■ TOHOシネマズ シャンテにて鑑賞グランド・ブダペスト・ホテル/THE GRAND BUDAPEST HOTEL 2013年/イギリス、ドイツ/100分 監督: ウェス・アンダーソン 出演: レイフ・ファインズ/F・マーレイ・エイブラハム/エドワード・ノートン/マチュー・アマルリック/シアーシャ・ローナン 公式サイト 公開: 2014年06月06日 アルプスの麓、ネベルスバー... ...[外部サイトの続きを読む]
  • 「グランド・ブダペスト・ホテル」 from ここなつ映画レビュー (2014年7月11日 13時8分)
    本当に面白かった!面白くて面白くて終わって欲しくない位。いや、続編が欲しいとかいう意味ではなくて。この世界観にもう少し浸っていたいな、という感じ。美味なるお菓子の小箱を開けて味わっているあの至福の時。そう、正にMENDLSのお菓子のような。今思うと、ゴージャスなキャストであった。ハリウッドスター総集結!のようなノリではなくて、脇をきっちり豪華キャストが固めている。ジュード・ロウ然り、エドワード・ノートン然り、エイドリアン・ブロディ然り。中にはちょっと勿体無い使われ方なようなティルダ・スウィントンとか。畢竟、 ...[外部サイトの続きを読む]
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