シネマトゥデイ

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郊遊<ピクニック>
(C) 2013 Homegreen Films & JBA Production
英題:
STRAY DOGS
製作年:
2013年
製作国:
台湾/フランス
日本公開:
2014年9月6日
(シアター・イメージフォーラム ほか)
上映時間:
日本語字幕:
市山尚三
配給:
ムヴィオラ
後援:
台北駐日経済文化代表処
DCP/カラー/1:1.85

チェック:ベネチア国際映画祭金獅子賞を受賞した『愛情萬歳』や『西瓜』などで知られる台湾の鬼才ツァイ・ミンリャンが、監督引退作として放ったヒューマンドラマ。とある空き家で暮らす父親と幼い息子と娘がたどる過酷な運命を、重厚かつユーモラスなタッチを含みながら見つめていく。主演はツァイ・ミンリャンとタッグを組み続け、自身も監督として『迷子』などを手掛けてきたリー・カンション。現代社会が生み出す人間の孤独に迫った深遠なストーリーもさることながら、精緻なビジュアルにも心を奪われる。

ストーリー:台湾市街の片隅に立つ空き家。シャオカン(リー・カンション)と彼の幼い息子と娘は、水道も電気も通っていないその家にマットレスを敷き寝起きをしていた。シャオカンは、不動産広告の看板を手にして路上に立ち続ける人間立て看板として小金を稼ぎ、子供たちはスーパーマーケットの試食で済ます食事などを、まるでピクニックをしているように楽しんでいた。そんな生活に疲弊し、追い詰められていったシャオカンは、土砂降りの夜にある決意を固める。

郊遊<ピクニック>
(C) 2013 Homegreen Films & JBA Production

映画短評

  • 森 直人
    必見。これは映画のひとつの臨界点だ。
    ★★★★
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    90年代、『青春神話』『愛情萬歳』『河』といった眩い傑作群で登場した頃のツァイ・ミンリャン作品は、カメラの長回しと、時代と共に変化する都市生活者の宙吊り的なリアリティが有機的にぴったり一致していた。以降、彼は基本的に同じ主題を追求してきたが、ついに公式引退作となった『郊遊』では形式だけが突出している。

    しかしそれは「主題の失効」を自覚した誠実さの表れだろう。完璧なサウンドスケープと共に提示される限界的ショットは、語りの全体構造に容易に寄与しない。もはや空間そのものを体験させるインスタレーション・アートに近い。ひとつのスタイルを押し進めた映画作家の臨界点=「極」を目撃できる極めて貴重な怪作だ。

動画

映画『郊遊 ピクニック』予告編
映画『郊遊 Jiao You』特報

ポスター/チラシ

  • 映画『郊遊<ピクニック>』ポスター
    ポスター
  • 映画『郊遊<ピクニック>』チラシ
    チラシ
  • 映画『郊遊<ピクニック>』チラシ
    チラシ

前売券特典

  • 映画『郊遊<ピクニック>』オリジナルポストカード
    オリジナルポストカード

※数量や販売期間が限定されていたり、劇場によっては取扱が無い場合があります。


スタッフ

監督・脚本・美術:

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