シネマトゥデイ

シネマトゥデイ
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涙するまで、生きる
(C) 2014 ONE WORLD FILMS (C) Michael Crotto
英題:
FAR FROM MEN
製作年:
2014年
製作国:
フランス
日本公開:
2015年5月30日
(シアター・イメージフォーラムほか)
上映時間:
提供・配給:
RESPECTレスペ / スプリングハズカム
配給協力:
太秦
シネマスコープ/カラー

チェック:「異邦人」「ペスト」などで知られる文豪アルベール・カミュの短編小説「客」を基にしたヒューマンドラマ。フランスからの独立運動真っただ中にある1950年代のアルジェリアを舞台に、殺人の容疑者の男と彼を移送する男が友情を育んでいく。メガホンを取るのは、ショートフィルムを中心に活躍してきた新鋭ダヴィド・オロファン。主演は『危険なメソッド』などのヴィゴ・モーテンセン。『ゼロ・ダーク・サーティ』などのレダ・カテブが共演を果たす 。

ストーリー:フランスからの独立運動が熱を帯びる、1954年のアルジェリア。軍人だった過去を持つ教師ダリュ(ヴィゴ・モーテンセン)は、殺人容疑で裁判にかけられることになったアラブ人モハメド(レダ・カテブ)を山の向こうにある町へ送るよう憲兵から命を受ける。山道を進んでいく途中、モハメドに復讐(ふくしゅう)を果たそうとする一団からの襲撃、反乱軍の戦闘などと対峙(たいじ)するダリュとモハメド。二人はさまざまな危険を切り抜けていく。

涙するまで、生きる
(C) 2014 ONE WORLD FILMS (C) Michael Crotto

映画短評

  • 轟 夕起夫
    ヴィゴを荒れ野に放ったこの監督、才能あり!
    ★★★★
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     V・モーテンセンは荒れ野に放て! これは勝手に唱えている映画的真実であるが、彼の「荒れ野映画」に忘れ難い新たなる一本が加わった。原作者カミュの分身のごとき役柄を得て、モーテンセンは荒涼という言葉などとうに超えた、不条理感をむき出しにした大地をさまよう。

     彼に同伴するのは、殺人容疑でほとんど運命が詰んでいるアラブ人(R・カテブ、名演)、そしてN・ケイブとW・エリスが作ったささくれだった音楽(これもイイ)。アルジェリア戦争のとば口で確固たる正義が判然としなくなってゆく中、仏軍のある行為を執拗に糾す。その“真っ直ぐさ”に胸が熱くなる。モーテンセンは、心の荒れ野でもがく役柄が実に“画”になる。

  • なかざわひでゆき
    声に出さなければ、行動で示さねば何も変わらない
    ★★★★
    »読む«閉じる

     独立気運が高まる‘50年代半ばのアルジェリア、荒涼とした大地にポツリと立つ学校。そこで教える孤独な中年教師が、アラブ人容疑者を山の向こうの町まで連行することになる。
     動乱渦巻く危険な旅路の過程で、やがて明かされていくアラブ人が逮捕された理由、教師が俗世を捨てるに至った過去。その背景にはイデオロギーの対立や民族間の憎悪、宗教と因習の掟など、現代にも通じる紛争の構図が浮かび上がる。
     社会の理不尽から目を逸らしてきた寡黙な2人が、心を通わせることで生まれる心境の変化。たとえ無力だと感じても、声に出さなければ、行動で示さねば何も変わらない。朴訥とした静けさの中に強さを秘めた寓話的な作品だ。

動画

映画『涙するまで、生きる』予告編

写真ギャラリー

Tribeca Film / Photofest / ゲッティ イメージズ

ポスター/チラシ

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スタッフ

監督・脚本:

キャスト

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      作品について  http://cinema.pia.co.jp/title/167434/ ↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。   カミュ原作:『追放と王国』の『客』より。 原作が、“永遠の誤解”(と絶望)を示しているならば、 映画は、なんとかして、救いの手を見せているようでした。   独立の波風が立ち始めた、フランス領アルジ... ...[外部サイトの続きを読む]
  • 涙するまで、生きる from 映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評 (2015年7月9日 1時17分)
    Ost: Loin Des Hommes [12 inch Analog] [LP Record](ショートバージョン)フランスからの独立運動が高まる1954年のアルジェリア。元軍人で今は小学校の教師をしているダリュのもとに、殺人の容疑 ... ...[外部サイトの続きを読む]
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