シネマトゥデイ

シネマトゥデイ
永い言い訳
(C) 2016「永い言い訳」製作委員会
製作年:
2016年
製作国:
日本
日本公開:
2016年10月14日
上映時間:
製作:
『永い言い訳』製作委員会
企画:
分福
制作プロダクション:
AOI Pro.
配給:
アスミック・エース
カラー

チェック:『ディア・ドクター』などの西川美和が、直木賞候補となった自らの小説を映画化。『おくりびと』などの本木雅弘を主演に迎え、交通事故で妻が他界したものの悲しみを表せない小説家が、同じ事故で命を落とした妻の親友の遺族と交流を深める様子を映す。共演は、『悪人』などの深津絵里とミュージシャン兼俳優の竹原ピストル。繊細で鋭い心理描写に定評のある西川監督によるストーリー展開に注目。

ストーリー:人気小説家の津村啓こと衣笠幸夫(本木雅弘)の妻で美容院を経営している夏子(深津絵里)は、バスの事故によりこの世を去ってしまう。しかし夫婦には愛情はなく、幸夫は悲しむことができない。そんなある日、幸夫は夏子の親友で旅行中の事故で共に命を落としたゆき(堀内敬子)の夫・大宮陽一(竹原ピストル)に会う。その後幸夫は、大宮の家に通い、幼い子供たちの面倒を見ることになる。

永い言い訳
(C) 2016「永い言い訳」製作委員会

映画短評

  • なかざわひでゆき
    人間の素晴らしさも嫌らしさも余すことなく描く
    ★★★★★
    »読む«閉じる

     人間は必ずしも、年齢を重ねることで賢く成熟するわけではない。むしろ、自分を賢く成熟した人間のように見せる、知恵や手練手管を身に付けただけの人が大半なのではなかろうか。本作の主人公・幸夫のように。外面だけは良いけど自己愛も人一倍強く、身勝手で愚かで打たれ弱い。そんな彼をダメ人間と呼ぶのは容易いが、しかし誰もが多かれ少なかれ“もう一人の幸夫”を胸に秘めているはずだ。
     淡々とした平凡な日常風景を通して、人間の素晴らしさも嫌らしさも余すことなくリアルに描くのは西川監督の真骨頂。その言葉のひとつひとつ、感情のひとつひとつが鋭く突き刺さる。それでいて、柔らかな希望と救いの余韻を残す辺りがまた格別だ。

  • くれい響
    21年ぶりの共演は“最低な片思い”
    ★★★★
    »読む«閉じる

    さすがは企画協力でクレジットされてる、是枝裕和監督の愛弟子。主人公は妻を失ったダメ男で、隣に鋭い一言を放つ池松壮亮を配するあたり、『海よりもまだ深く』。しかも、異業種からの刺客がいい味を出すなかで、次第に芽生える『そして父になる』展開。とはいえ、やっぱ見ちゃいけなかった携帯メールからのTVドキュメンタリーの件など、シニカルな笑いは、師匠には出せない西川美和監督の持ち味といえるだろう。女性監督ならでなブロマンス要素も盛り込み、“最低な片思い”を演出(本木&深津共演のドラマ「最高の片思い」の出会いはスキー場!)。それにしても、竹原ピストルが醸し出す間は、いろんな意味で怖いものがあります。

  • 山縣みどり
    人生は後悔の連続だからリカバリー力を身につけよう!
    ★★★★★
    »読む«閉じる

    自意識が強い作家の幸夫が妻を失った喪失感から立ち直る話なのだが、モデルがいたのではないだろうかというくらいに生々しい展開にぐいぐい引き込まれる。同じ境遇にある陽一の育児をサポートして疑似家族となることで幸夫が癒される心温まる話かと思いきや、厳しい現実を突きつけるのも西川美和監督らしい。セリフに時々、毒っ気を感じるが、それが人生のリアルってものかも。幸夫の姿を見ながら、人生は後悔の連続だからリカバリー力を身につけようとつくづく思った。主演の本木雅弘は熱演しているが、やはり目が離せないのは陽一役の竹原ピストル。自然体なのに役になり切る才能が素晴らしく、演技している感ゼロ。天才じゃなかろうか。

動画

映画『永い言い訳』予告編
本木雅弘、感情爆発!『永い言い訳』予告

写真ギャラリー

(C) 2016「永い言い訳」製作委員会

ポスター/チラシ

  • 映画『永い言い訳』ポスター
    ポスター
  • 映画『永い言い訳』チラシ
    チラシ
  • 映画『永い言い訳』チラシ
    チラシ

スタッフ

原案・脚本・監督:
挿入歌: 手嶌葵
プロデューサー: 西川朝子 / 代情明彦
撮影: 山崎裕
照明: 山本浩資
録音: 白取貢
編集: 宮島竜治
衣装: 小林身和子
ヘアメイク: 酒井夢月
サウンドエフェクト: 北田雅也
キャスティング: 田端利江
助監督: 久万真路 / 菊池清嗣
制作担当: 白石治
メインビジュアルフォトグラファー: 上田義彦
コピーライター: 谷山雅計
クリエイティブディレクター: 後智仁

キャスト

衣笠幸夫:
大宮陽一:
大宮真平:
大宮灯:
大宮ゆき:
岸本信介:
福永智尋:
鏑木優子:
衣笠夏子:
栗田琴江:
桑名弘一郎:
大下潤之介:
田原尚也:
甲斐くん:
増田耕作:
山本康三:
ブログン投稿ブログに投稿
  • FC2ブログに投稿!
  • ココログに投稿!
  • gooブログに投稿!
  • so-netブログに投稿!
  • exciteブログに投稿!
  • Bloggerに投稿!

『永い言い訳』の映画ニュース

楽天市場

ブログなどをご利用の方は以下のURLをトラックバックURLとして指定してください。

  • 「永い言い訳」 from 元・副会長のCinema Days (2016年11月21日 6時7分)
    西川美和監督作品としては「ゆれる」(2006年)には及ばないが、「ディア・ドクター」(2006年)や「夢売るふたり」(2012年)よりは上出来だ。食い足りない部分が無いではないが、鑑賞後の満足感は決して小さくはない佳編だと思う。特に主人公の年齢に近... ...[外部サイトの続きを読む]
  • 永い言い訳・・・・・評価額1700円 from ノラネコの呑んで観るシネマ (2016年10月26日 22時36分)
    サヨナラからはじまるラブストーリー。 2012年の「夢売るふたり」以来となる西川美和監督の最新作は、直木賞候補となった自作の小説の映画化。 交通事故で妻を失った小説家の主人公が、同じ事故で亡くなった妻の親友の家族との交流を通して、自らの人生を見つめ直す。 虚勢を張った男の弱さを赤裸々に描きながら、心の奥底にある後悔と愛情を丁寧に掘り起こす繊細な心理劇。 主人公に「おくりびと」から... ...[外部サイトの続きを読む]
  • 映画「永い言い訳」 from エンターテイメント日誌 (2016年10月25日 16時31分)
    評価:B 公式サイトはこちら。 西川美和監督の過去作品と比べるならば、「ディア ...[外部サイトの続きを読む]
  • 「永い言い訳」:厄介なダメ男の系譜 from 大江戸時夫の東京温度 (2016年10月17日 23時9分)
    映画『永い言い訳』は、西川美和監督らしいシニシズムと毒気を孕みながら、物語の先へ ...[外部サイトの続きを読む]
  • 永い言い訳~自家中毒的作家論 from 佐藤秀の徒然幻視録 (2016年10月15日 18時59分)
    公式サイト。西川美和原作・監督。本木雅弘、深津絵里、竹原ピストル、藤田健心、白鳥玉季、堀内敬子、池松壮亮、黒木華、山田真歩。のっけから何か「そして父になる」の焼き直し ... ...[外部サイトの続きを読む]
[PR]
おすすめ特集
映画アクセスランキング
  • Loading...
»もっとランキングを見る«
楽天市場
スポンサード リンク
  1. 映画
  2. 2016年10月10日の週の公開作品
  3. 『永い言い訳』