シネマトゥデイ

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緑はよみがえる

緑はよみがえる
製作年:
2014年
製作国:
イタリア
日本公開:
2016年4月23日
(岩波ホールほか)
上映時間:
後援:
イタリア大使館
特別協力:
イタリア文化会館
提供・配給:
チャイルド・フィルム / ムヴィオラ
提供:
シネマクガフィン
製作会社:
CINEMAUNDICI IPOTESI CINEMA with RAI CINEMA
カラー/1:1.85/5.1ch/DCP

チェック:第1次世界大戦の激戦地となったアジアーゴ高原を舞台に、イタリア軍兵士たちを待ち受ける過酷な運命を映すドラマ。メガホンを取るのは、『木靴の樹』『聖なる酔っぱらいの伝説』などで知られるイタリアの巨匠エルマンノ・オルミ。『007/カジノ・ロワイヤル』などのクラウディオ・サンタマリア、『ジョルダーニ家の人々』などのアレッサンドロ・スペルドゥーティら、実力派が出演。戦争の悲壮を訴えた物語に引き込まれる。

ストーリー:第1次世界大戦の真っただ中にある、1917年の冬。イタリア軍とオーストリア軍が激しい戦闘を繰り広げているイタリア・アルプス山中のアジアーゴ高原に、若いイタリア軍中尉が着任する。塹壕で身をかがめ、猛烈な寒さに震え、死の恐怖に打ちのめされる兵士たちの姿を目の当たりにして、彼は戦争の現実を痛感する。ある夜、イタリア兵たちがナポリ民謡を歌い出し、それを耳にした姿の見えないオーストリア兵からの歌声を求める声が響く。つかの間の平和が訪れたかのように思えたが……。

緑はよみがえる

映画短評

  • 中山 治美
    雪原の『野火』
    ★★★★
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     イタリアの巨匠が静かな怒りで戦争の愚かさを描いた。アルプスの麓にあるアジアーゴ高原。月夜に照らされた雪原は美しい。そこで犬死する兵士たち。その対比は塚本晋也監督『野火』を想起させる。ただこちらはウサギを捕獲するような餓死寸前状態ではないようだ。死亡者に祈祷する場面もある。人道的なシーンを入れたのがオルミ監督の優しさなのかもしれないが。
     戦場における神の不在を匂わせているのも共通している。熱心なキリスト教徒だというオルミ監督が「祈っても、どうせ神は現れない」と兵士に放たせたのは、実に重い。現在84歳の覚悟と魂が込められたセリフ1つ1つを反芻せずにはいられない。

  • なかざわひでゆき
    たった一晩のドラマに集約された戦争という怪物の本質
    ★★★★
    »読む«閉じる

     第一次世界大戦下のイタリア。雪に閉ざされたアルプス山中を舞台に、塹壕に立てこもった兵士たちの苦悩・不安・恐怖・悲しみが交錯する。
     美しくも厳かな大自然と、狭くて暗い殺伐とした塹壕内部。静寂に包まれた束の間の平和と、砲弾の雨が降り注ぐ凄惨な地獄絵図。80歳を超えたイタリア映画界の巨匠エルマンノ・オルミは、静と動、美と醜、希望と絶望を巧みに対比しながら、たった一晩のドラマに戦争という怪物の本質をじっくりと焙りだす。
     ひと握りの権力者が己の利益のために争いを起こし、嘘によって大衆の愛国心や正義感を煽り、結果的に多くの若者の尊い命が犠牲となる。時代は変われども戦争のメカニズムは今も変わらない。

動画

『木靴の樹』などのエルマンノ・オルミ監督作!映画『緑はよみがえる』予告編

ポスター/チラシ

  • 映画『緑はよみがえる』ポスター
    ポスター
  • 映画『緑はよみがえる』チラシ
    チラシ
  • 映画『緑はよみがえる』チラシ
    チラシ

スタッフ

撮影監督: ファビオ・オルミ

キャスト

ナポリ出身の兵士:
忘れられた兵士:
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