シネマトゥデイ

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或る終焉
(C) Lucia Films-Videocine-Stromboli Films-Vamonos Films-2015 (C) Credit photo (C) Gregory Smit
英題:
CHRONIC
製作年:
2015年
製作国:
メキシコ/フランス
日本公開:
2016年5月28日
(Bunkamura ル・シネマほか)
上映時間:
提供:
ギャガ
配給:
エスパース・サロウ
製作会社:
Lucia Films
ビスタサイズ/DCP/カラー

チェック:第68回カンヌ国際映画祭で脚本賞を受賞したドラマ。終末期患者のケアにあたる看護師の男が、ある患者から安楽死の手助けをしてほしいと言われたことから苦悩する姿を追う。メガホンを取るのは、『父の秘密』で注目を浴びたメキシコのミシェル・フランコ。『ロブ・ロイ/ロマンに生きた男』などのティム・ロスが主演と製作総指揮を務め、キーファー・サザーランドの娘サラ・サザーランド、『恋におちて』などの脚本を担当したマイケル・クリストファーらが共演。死を深く見つめた物語と衝撃的な結末に引き込まれる。

ストーリー:息子ダンの死を機に、別れた妻と娘とも顔を合わせなくなったデヴィッド(ティム・ロス)。終末期の患者をケアする看護師として働く彼は、患者の在宅看護とエクササイズに没頭するだけの日々を送っていた。患者たちに必要とされ、デヴィッド自身も彼らとの濃密な関係を率先して育む中、末期ガンに苦しむマーサ(ロビン・バートレット)から、頼みを聞いてほしいといわれる。それは彼に安楽死を手伝ってもらいたいというものだった。デヴィッドは、ある秘めた自身の過去と患者への思いの間で激しく葛藤する。

或る終焉
(C) Lucia Films-Videocine-Stromboli Films-Vamonos Films-2015 (C) Credit photo (C) Gregory Smit

映画短評

  • なかざわひでゆき
    安易な感動や美談を寄せ付けない厳然たる死の残酷
    ★★★★
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     死を目前に控えた末期患者の世話をする看護師の日常を克明に描いた本作は、近年特に注目されている終末医療をテーマとしつつ、普遍的な生と死の問題に深く切り込んでいく。
     時として患者の家族からあらぬ誤解を招くほど、看護にのめり込む主人公。しかし明確な理由は説明されない。ただ断片的な情報だけが与えられ、カメラは当事者同士にしか分からない患者と看護師の密接な関係を淡々と映し出す。
     音楽スコアを含めた作劇的な要素の一切を排除し、誰もが避けて通れない死というものの残酷を真正面から見つめた作品。その冷徹なまでのリアリズムには、安易な感動や美談をまるで寄せ付けない説得力がある。

  • 森 直人
    世界把握の深度が並ではない!
    ★★★★★
    »読む«閉じる

    見事だと思う。ティム・ロス扮する寡黙な男は終末期患者の看護師だが、まるでハードボイルドの主人公のようだ。彼は誰よりも死と親密に接し、ある種ギリギリの淵を常に朦朧とした感覚で歩いている。

    「看護」と「介護」は根本的に違う、という事をよく訊く。前者は治療で、後者は安らぎを提供するものだと。主人公は自主的に両方をカヴァーしようとするが、そのケアの過剰さゆえに職務の枠からはみ出す。また彼の行為は善意以上に、自らの心の穴や隙間を埋めるための衝動だ――という視点が実に生々しい。

    監督の俊英M・フランコは前作『父の秘密』に続き、旬の社会問題を良識や倫理ではなく人間の性から照射する。やはり凄い才能だ。

動画

映画『或る終焉』予告編

ポスター/チラシ

  • 映画『或る終焉』ポスター
    ポスター
  • 映画『或る終焉』チラシ
    チラシ
  • 映画『或る終焉』チラシ
    チラシ

前売券特典

  • 映画『或る終焉』お肌をいたわるオリジナルミニハンカチ
    お肌をいたわるオリジナルミニハンカチ

※数量や販売期間が限定されていたり、劇場によっては取扱が無い場合があります。


スタッフ

製作総指揮: ティム・ロス
製作・監督・脚本:
撮影監督: イヴ・カープ
衣装: ディアス

キャスト

デヴィッド:
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    作品について http://cinema.pia.co.jp/title/169424/ ↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。   原題: Chronic   在宅介護をする男性: デヴィッド(=ティム・ロス )。 彼が、何人か介護する様子を見せます。   ティム・ロスの人間味全開で それだけでも、思うところはありますが それだけが... ...[外部サイトの続きを読む]
  • ショートレビュー「或る終焉・・・・・評価額1650円」 from ノラネコの呑んで観るシネマ (2016年5月12日 22時54分)
    生ける魂と死にゆく魂が出会う、終焉の時。 間もなく人生の終わりを迎える患者たちの終末期医療、いわゆる在宅ターミナルケア専門の看護師を描く、重厚な人間ドラマ。 監督は、前作の「父の秘密」で脚光を浴び、本作でカンヌ映画祭脚本賞を受賞したメキシコの俊英・ミシェル・フランコ。 これは彼が、脳卒中で動けなくなった祖母と、彼女を看取った看護師との関係から着想した物語だという。 「父の秘密」が... ...[外部サイトの続きを読む]
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