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2011年やり残したことがある人は約98パーセント!「感謝の気持ちを伝えたい」

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今年やり残したことは何ですか?
今年やり残したことは何ですか? - (C) 2010 Earthbound Films, LLC

 2011年も残すところわずかだが、アンケートによると、実に98パーセントの人が、「今年やり残したことがある」と回答していることがわかった。日本中が悲しみに覆われた東日本大震災も影響してか、人生について考え直すなど数多くの声が寄せられ、興味深い結果が得られた。

映画『私だけのハッピー・エンディング』場面写真

 このアンケートは、映画『私だけのハッピー・エンディング』試写会に参加した男女を対象としており、回答者の年齢を見ても20代から60代と幅広い。映画の内容は、ケイト・ハドソンふんする、がんで余命宣告をされたヒロインが、いかに最期を迎えたいか自身の気持ちに対して正面から向き合う姿を描くもの。鑑賞後のアンケートだけに、「今年やり残していることや来年までにやり遂げておきたいこと、自分が変わりたい部分などありますか?」と問われた観客の98パーセントが、「今年やり残したことがある」と答えており、そのコメント欄には、さまざまな意見が寄せられた。コメントをおおまかに分けると「生きていることに感謝。まわりの人に感謝(20代・女性)」「本音で家族や友人と向き合おうと思った(40代・女性)」といった心情面。そして、「一瞬一瞬を最後だと思いながら日々送っていく(30代・女性)」「病気になって退院したばかりで早く治したいと思いました(50代・男性)」といった「生命」についてや、「健康」面に関する声が多かった。

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 劇中のヒロインは幼少期に両親の愛情を感じ取れなかったために、人間不信となり傷つくことを避けて生きている。その彼女が余命を知り、恐怖心と対峙(たいじ)しながらも、「生きていることに感謝」し、「家族や友人と本音で向きあうこと」の大切さに気付いて具現化していく。現代人はマニュアルだとか、スマートに生きるのが「勝ち組」だというイメージに縛られ、傷つくことを恐れる傾向にあるため、ヒロインの生きざまに観客は共感できたのだろう。また、前述のように大震災を経験し命には限りがあることを改めて認識したことも深くかかわっているように思える。それにより観客はヒロインに自分を重ね、生き方を考える機会が得られたのだとみられる。最期まで後悔しないように生き抜くヒロインの純粋な姿に、涙する観客が続出したことでも話題になった映画『私だけのハッピー・エンディング』。この先、充実した人生を送るためや、この一年を総決算する意味でも、同作を鑑賞して自分を見直す機会を得てみてはいかがだろうか。

 映画『私だけのハッピー・エンディング』は、ケイト・ハドソンとガエル・ガルシア・ベルナルが共演した感涙ラブストーリー。30歳のキャリアウーマンのマーリーは、突然のがん宣告を受け、大切な人の死をつらくても受け入れようと努める友人や家族に支えられ、彼女は限られた人生の中で大切なことに気付く。(文:南 樹里)

映画『私だけのハッピー・エンディング』は12月17日より新宿ピカデリーほか公開

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