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「麒麟がくる」信長の残虐さ極まれり…最終回予告で光秀「我が敵は織田信長と申す」

第43回「闇に光る樹」より
第43回「闇に光る樹」より - (C)NHK

 大河ドラマ「麒麟がくる」(NHK総合・毎週日曜20時~ほか)第43回で、徳川家康を演じる風間俊介が予告していた通り“地獄の宴”が展開。明智光秀(長谷川博己)と織田信長(染谷将太)の溝が決定的なものになっていくさまが克明に描かれた(※ネタバレあり。第43回の詳細に触れています)。

【写真】本能寺の変描く最終回場面写真

 第43回「闇に光る樹」では、信長が、もはや言いなりにならない正親町天皇(坂東玉三郎)の譲位を本格的に進めるべく、その責任者を光秀に任命。細川藤孝(眞島秀和)と共に、正親町天皇の後継者である嫡男・誠仁親王(加藤清史郎)を新たな御所に移すよう命じられるが、光秀は「やはりこれはおかしい」と取り乱し、藤孝に「同意見だが今は事を荒立てるべきでない」と押しとどめられる。光秀は「何かが変わった……」と信長への不信感を募らせ、毎夜悪夢にうなさるように。

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激高する信長(染谷将太)

 放送前に「今回は、おそらく目の前で“地獄の宴”が繰り広げられると思いますが、信長殿や周りの方々の反応を見つつ、ビビットに反応したいと思います」とコメントしていた風間。信長は、共に武田勝頼を討ち取った家康をもてなすべく、安土城へ招くことに。問題になったのが、家康がその宴を仕切る者として光秀を推薦したこと。かねてから武田を討ったのちに信長が三河をどう扱うのか疑念を抱いていた家康は、「まだまだ信長様は怖いお方ゆえ……」と光秀に不安を吐露。しかし、家康と親しい光秀が面白くない信長は、宴の当日、膳が違っていると光秀に激怒。家臣たちの目の前で光秀を蹴り倒し、怒りで我を失った光秀と、あの不思議な夢が重なるところで幕を閉じた。

帰蝶(川口春奈)との信長を巡る対話も話題に

 冒頭から衝撃的な場面となった本エピソード。丹波を平定した光秀と藤孝をねぎらう信長だったが、2人に“褒美”として見せたのが八上城の者たちの首。彼らは光秀が「戦いをやめ、城をあけわたした潔さ」に感服し、命はとらぬよう信長に伝えたうえで安土城に送った者たちだった。信長が「よく生け捕りにしてくれた」と嬉々とする一方、光秀は絶句。その場にいた家臣たちも息をのんでいた。

 2月7日放送の第44回でいよいよ最終回を迎える本作(15分拡大放送)。最終回では、秀吉(佐々木蔵之介)の家臣・黒田官兵衛(濱田岳)も登場。予告には「我が敵は織田信長と申す」という光秀の言葉もみられた。(編集部・石井百合子)

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