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三浦貴大、佐々部清監督の一周忌に感慨『大綱引の恋』撮影振り返る

映画『大綱引の恋』主演の三浦貴大
映画『大綱引の恋』主演の三浦貴大

 三浦貴大が29日、都内で行われた映画『大綱引の恋』の佐々部清監督一周忌追悼上映会舞台あいさつに出席。昨年の3月31日に急逝した本作の佐々部監督との撮影を感慨深げに振り返った。

【写真】『大綱引きの恋』主演の三浦貴大

 本作は、鹿児島県薩摩川内市で長きにわたり続く伝統行事「川内大綱引」を題材に、大綱引に青春を捧げる青年と韓国人研修医との恋や人間模様を描く作品。『半落ち』『ツレがうつになりまして。』などの佐々部監督の遺作ともなった。この日は三浦のほか、共演者の比嘉愛未中村優一松本若菜西田聖志郎升毅石野真子も舞台あいさつに参加した。

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 三浦は壇上に用意された佐々部監督の写真の隣に立ち、「監督の遺作となってしまいましたが、この作品に関われて僕は幸せです。監督も劇場でこの作品がかかるのを一番喜んでいると思います。この映画がいろんな人に観ていただけると僕も嬉しいです」と感慨深げにあいさつ。

 監督とは本作で初めて仕事をしたというが、「役作りに関しては家族の話で、あんまり芝居しないでくれって言われたのを思い出します」と撮影中のやりとりを紹介。「本当に(僕の)自然な姿を撮りたいって思われていたんだと思います。撮影が進んでいく中、監督が僕の演技を見て『自然にそこにいる感じでやれるのがすごい』って褒めてくれたのがすごく嬉しかったです。僕はそもそもそういう演技しかできないタイプなんですけど。それでも喜んでいただけたのは嬉しかった」と笑顔で語る。

大綱引の恋

 比嘉も「残念ながら監督の遺作になってしまったけど」と監督の死を惜しみつつ、「わたし自身、佐々部監督と一緒に仕事をして、佐々部組の一員になりたいと思いながら撮影していたんです。撮影が終わった時に佐々部監督が『これで佐々部組の一員だな』って言ってくれた時は本当に嬉しくて」と撮影の思い出を紹介。

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 松本も「佐々部さんはとってもお話が上手。ご自身では『自分は日本一のスーパー助監督だった』と言っていて、その経験が監督業にも生きているとよく話されていました。この映画の中のお祭りのシーンはそんな監督が力を込めて作っていたシーン。そこをぜひ観てもらいたいです」と監督とのやりとりを明かした。

 この日、舞台あいさつに参加できなかったヒロインの知英と、鹿児島県出身で本作の主題歌を担当したAIからのビデオメッセージも紹介された。知英は「コロナの影響で会場に行けなくなってしまいました。わたしはみなさんより早くできあがりを見たんですけど、映画を観てまた鹿児島に行きたいなと思いました。人も食べ物もよかったです。また鹿児島に行きます」と笑顔でメッセージ。終盤には本作の太鼓にちなみ、男性キャストによる太鼓のパフォーマンスも行われ、三浦が力強い太鼓の音を響かせていた。(取材・文:名鹿祥史)

映画『大綱引の恋』は5月7日より公開

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