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松本潤「なぜこんな重いシーンから?」 23年大河「どうする家康」愛知でクランクイン

「どうする家康」より
「どうする家康」より - (C)NHK

 2023年放送の大河ドラマ「どうする家康」の主演を務める松本潤が5日、愛知県内でクランクインし、シーンの写真も公開された。松本は「出演が決まってから、およそ1年半。所作や馬術などの稽古や、スタッフの皆さんとの打ち合わせを重ねてきて、『いよいよ始まったな』という感じです。初日は家康がまさに『どうする?』と揺さぶられるシーンでスタートを切りました。『なぜこんな重いシーンからなの?』と思うようなシーンでしたが、特に物語の前半、若き家康にとっては自分の思い通りにならないことばかり。憤り、悲しんで、悔しがる場面が続くと思います」と心境を語っている。

【写真】山田孝之ら“チーム家康”を演じるキャストたち

 本作は、徳川家康の生涯を、「リーガルハイ」「コンフィデンスマンJP」などの人気脚本家・古沢良太が新たな視点で描く物語。キャストはこれまで正室・瀬名/築山殿に有村架純、織田信長に岡田准一、豊臣秀吉にムロツヨシ、今川義元に野村萬斎、武田信玄に阿部寛、酒井忠次に大森南朋、本多忠勝に山田裕貴、榊原康政に杉野遥亮、井伊直政に板垣李光人、鳥居元忠に音尾琢真、於愛の方に広瀬アリス、服部半蔵に山田孝之、石川数正に松重豊、大久保忠世に小手伸也、平岩親吉に岡部大、鳥居忠吉にイッセー尾形らが決定している。収録は、徳川家康と名乗る前のナイーブで頼りない若き松平元康時代からスタート。写真は、仕えていた今川義元が桶狭間で討たれた後、織田家と今川家のどちらにつくべきかで元康が揺れるシーン。

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 家康を演じる松本は、「家康が周囲からプレッシャーをかけられたり、サポートされたりしながら多様な人間関係を築いていったように、僕自身もこれから1年以上の撮影の中で、共演者の皆さんとの時間を重ねつつ、丁寧に作品をつくっていきたいと思います」と意気込みを語るとともに、物語の主な舞台の一つである愛知での撮影について以下のように語っている。

 「クランクインした愛知県は、戦国の世を終わらせた家康公にとって出発の地ともいえる場所です。東京から移動する時間が、さらに気持ちを高めてくれる感覚もありました。家康公という誰もが知る人物を演じるプレッシャーも感じますが、地域の皆さんからのパワーをいただいて、この作品ならではの家康像を表現していけたらと思います」

 制作統括の磯智明は元康の鎧を引き合いに出しながら、「松本潤さん演じる青年・松平元康(のちの徳川家康)が身に着けている鎧は、金荼美具足。今川義元から授けられた金色に輝く鎧も、今川と織田のはざまで揺れる中、どこか色褪せて見えます。まさに『どうする家康』のシーンから撮影は始まりました」と説明している。

 磯のコメント全文は下記の通り。(編集部・石井百合子)

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クランクインにあたって制作統括・磯智明

 松本潤さん演じる青年・松平元康(のちの徳川家康)が身に着けている鎧は、金荼美具足。今川義元から授けられた金色に輝く鎧も、今川と織田のはざまで揺れる中、どこか色褪せて見えます。まさに「どうする家康」のシーンから撮影は始まりました。クランクインの場所は愛知県、徳川家康はじめ織田信長、豊臣秀吉の出生地。戦国ロマンあふれる家康ゆかりの地で、撮影を開始できて、とてもワクワクしています。この1年、古沢良太さんとリアルに家康が見た風景を訪ね歩きましたが、その旅も愛知県から始まりました。岡崎城、大樹寺、本證寺、小牧山城、大高城、上ノ郷城、浜松城、久能山東照宮、大阪城、伏見城、二条城、関ヶ原、長篠城、設楽原、三方ヶ原などなど、肥前名護屋城まで足を延ばし、伊賀越えも体感しました。ここかしこに家康が生きた証しがあり、家康の物語がありました。これらの体験や史料をもとに、古沢さんの発想力と想像力を通して生まれるのが、今回の徳川家康です。「コンフィデンスマンJP」っぽく言うと、こんな感じでしょうか。みなさんが知っている徳川家康が、真実とは限りません。「葵 徳川三代」の家康が真実なのか? 「青天を衝け」の家康が真実なのか? 「真田丸」の家康が真実なのか? 「どうする家康」の世界へようこそ!さあ、始まります!

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