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元バンドマンから俳優へ 清家ゆきち、初主演映画で役者の凄味を体感

本作で俳優デビュー!主演の清家ゆきち
本作で俳優デビュー!主演の清家ゆきち

 映画『さよなら、バンドアパート』の公開記念舞台あいさつが16日、都内で行われ、本作で俳優デビューを果たした主演の清家ゆきちが、映画の撮影を振り返った。この日は、共演の松尾潤、原作者の平井拓郎宮野ケイジ監督も登壇した。

【動画】竹中直人との驚きの撮影エピソード!宮野ケイジ監督に生インタビュー

 『さよなら、バンドアパート』は、ロックバンド「juJoe」の平井による小説を原作に、バンドマンのほろ苦い青春を描いた作品。ミュージシャンになることを夢見て路上で歌う川嶋(清家)は、大阪で出会ったユリ(森田望智)に背中を押されて念願のメジャーデビューを果たすが、そこには厳しい現実が待っていた。

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 2019年までピアノロックバンド「results in cert」のボーカル&ギターを務めていた清家は、「歌で表現することはめちゃめちゃやっていたんですけど、お芝居をやるのは(初めてで)めちゃめちゃ難しい部分もあって。それをはるかに上回るくらい楽しい撮影でした」と笑顔を浮かべる。

 「全裸監督」「おかえりモネ」など、数々の作品で存在感を放つ森田の印象は凄まじかったと吐露した清家。20人ほどのスタッフがいる部屋で撮影していたにもかかわらず、「はじまった瞬間にすっと二人きりになって、カットがかかった瞬間にスタッフがポンと現れるような」体験をしたそうで、「森田さんが引っ張ってくれて、ユリと川嶋の世界を作ってくれました」と感謝した。平井は関西出身ではないにもかかわらず、大阪弁でアドリブを入れる森田に対して「スピリッツが関西人になっているところがすごかったですね」と舌を巻いた。

 川嶋の父親的存在の平原を演じた竹中直人について、清家は「テレビで見るイメージと何一つ違いがない、フランクでファンキーで、すごい優しい人でした」とうれしそうに語る。一方の宮野監督は、平原が川嶋に向けた「よーく、ゆっくり考えろ」というセリフをあげ、「竹中さんは『考えるな、感じろ』というブルース・リーの名言を大事にされている方なので、『う~ん……』という感じでした」と苦笑い。当時、平井も「そこは譲れない」という顔をしていたため、宮野監督は「僕もセリフの意味の深さをわかっていたつもりだし、主人公も感覚で物事を判断するキャラクターではないので、竹中さんと相談して、竹中さんなりに言葉の意味を解釈してもらって演じてもらいました」と振り返った。

 本番以外は、アドリブだらけだったという竹中。清家が「テストでは台本で使われているセリフが一個も登場していないんじゃないか……くらいでしたね」と話すと、宮野監督は「あれはね、試されてたんだよ」と笑っていた。(錦怜那)

竹中直人との驚きの撮影エピソード!『さよなら、バンドアパート』宮野ケイジ監督に生インタビュー|シネマトゥデイ・ライブ » 動画の詳細
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