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蓮佛美沙子、主演・松田龍平不在の舞台あいさつに戸惑い

蓮佛美沙子
蓮佛美沙子

 蓮佛美沙子が2日、都内で行われたWOWOWドラマ「鵜頭川村事件」(8月28日放送・配信スタート)の完成報告会に登場。当初登壇予定だった主演の松田龍平伊武雅刀が体調不良により急遽欠席したステージに立った蓮佛は、「3人でどうしようか……と戸惑っております」と素直な思いを吐露しながらも、工藤阿須加入江悠監督と共に撮影秘話や作品の魅力をアピールした。

【画像】蓮佛美沙子×工藤阿須加×入江悠監督、完成報告会の様子

 本作は、櫛木理宇(くしき・りう)による同名小説が原作のパニック・スリラー。行方不明の妻・仁美(蓮佛)を捜す医師・岩森(松田)は、娘と一緒に妻の故郷・鵜頭川村(うずかわむら)を訪れるが、集中豪雨による土砂崩れで孤立。村で不安が渦巻く中、殺人事件が発生して村人たちが暴徒化し、岩森は村の因習や権力闘争に巻き込まれていく。

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 主人公の妻・岩森仁美と双子の妹・矢萩有美の一人二役に臨んだ蓮佛は、「すみません、今日は龍平さんと伊武さんが欠席ということで、3人でどうしようか……と戸惑っておりますが、少しでもこの作品の魅力をお伝えできればなと思っております」とあいさつ。鵜頭川村青年団の団長・降谷辰樹役の工藤は「お二方がいないので、その代わりとして魅力をお伝えできるように頑張っていきたい」と意気込むが、入江監督は「豪華なキャストの端っこで1人でいようかな……と思ったら、急にこんな役割が回ってきました」とトーク量が増えたことに困惑した表情をのぞかせ、会場の笑いを誘った。

 そんな中、撮影時を振り返る一同。蓮佛は「二役を意識しないことを意識しました。それぞれ違った過去を抱えて、違う人生を歩んできているので、一人一人をきちんと掘り下げれば演じ分けになると信じていたので、二役だからと気負うことなく演じました」と回顧。

 初共演の松田とのエピソードを尋ねられると、蓮佛は「想像の2倍しゃべる人でした。初日からノンストップでしゃべっていらっしゃった」と紹介。子役とも仲が良かったそうで、言い合いのような可愛いケンカをしていたと暴露し、「どこまで冗談で、どこから本気なんだろう……みたいな。ミステリアスな感じがツボで、ずっと笑って(見て)いました」と楽しそうに思い返した。

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 工藤は本作を通して「一人一人が持っている正義が必ずしもいい形で報われるわけではないと考えさせられました」と明かすと、「相手の正義が自分にとっては悪だったりする部分が見える作品だったので、自分の正義は絶対にぶれちゃいけないと思いました」と役づくりを説明。また、最近は山梨県での農業にも力を入れている工藤は、「衣装合わせで鍬や道具(農具)を持った時、監督から『手に染みついているね』と言われて安どしたんですよ。役に生きたところがよかったです」と笑顔を見せていた。(錦怜那)

「連続ドラマW 鵜頭川村事件」(全6話)は8月28日午後10時からWOWOWプライム・WOWOW 4Kにて放送(第1話無料放送)、WOWOWオンデマンドで配信スタート

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