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安田章大、カリスマ役で意識したこととは?「ネットで調べても出てこない(笑)」

安田章大
安田章大

 安田章大関ジャニ∞)が、映画『嘘八百 なにわ夢の陣』(1月6日公開)で、演じる孤高のカリスマ波動アーティスト“TAIKOH”の役づくりや、撮影の裏側について語った。

【画像】安田章大演じるカリスマ波動アーティスト“TAIKOH”

 本作は、中井貴一佐々木蔵之介がダブル主演を務める『嘘八百』シリーズの第3弾。大阪を舞台に、詐欺師まがいの古美術商・小池則夫(中井)と、うだつの上がらない陶芸家・野田佐輔(佐々木)のコンビが、豊臣秀吉にまつわる伝説の「秀吉七品(しちしな)」をめぐり、抱腹絶倒の騙し合いを繰り広げる。

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 則夫と佐輔が出会うことになるTAIKOHという役は、安田自身のアーティストとしての一面が反映されているという。撮影前、武正晴監督とプロデューサーに「絵を描く時はどういうふうに描きますか」と聞かれた安田は、「描けないものは描けないので、降りてくるまで待ちます。あとは、待つよりかは、ひらめくまでキャンバスの前に行かなかったりもする」と答え、手の動きなどを見せたという。「それ! それですね」「まさにです」と2人は好反応で、「TAIKOHにマッチしてるとおっしゃってくださいました」と振り返る。

 劇中では、TAIKOHとして安田が絵を描くシーンもある。「描くシーンは1、2日で全部撮った」そうで、「今から描くシーンは、このシーン」「ここで描くタッチはグッといってほしい」「思い悩んで筆が止まって、筆をこのタイミングで落とす」と具体的に指示があり、「あとは一連で、自分が本当に描くように描きました」と回顧する。

 また、カリスマ波動アーティストを演じるにあたり、“カリスマ”感はどう意識したのだろうか。「カリスマ感を出せるようにならなきゃいけないと思いましたが、カリスマ性を手に入れるためにインターネットで調べても出てこない(笑)。立ち振る舞い、手の動かし方、表情、姿勢、キャンバスに対峙したときのその人が持っている空気感を最大限出せるように」と意識したという。

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 いざ完成した作品を観て、「こういう表情してたんだ」と驚きもあった。「意識的にやったことと、無意識に“カリスマとはきっとこういうものだろう”とやったことの相乗効果が出てたのかな。ちょっとだけ自分のこと褒めておきます(笑)」と笑顔を見せる。

 本作の主演である中井と佐々木との共演も刺激になったようで、「(中井)貴一さんは、大ベテランであり、尊敬するところしかないです。現場でお芝居を見させていただき、学ばせていただいてました。テレビで観る姿だけでなく、現場で見ても素晴らしく、尊敬することができる。人生一度でいいから、そばでお芝居を盗みたいと思っている人が多いなか、この年齢で対峙させていただいたことにお金を払うべきかな、と思いました(笑)」と多くの学びがあった。

 そんな尊敬する中井とのとのほのぼのとしたエピソードも。「貴一さんが現場にさくらんぼを差し入れてくださったときがあったんです。僕がさくらんぼがすごい大好きで食べていたら、貴一さんが、僕個人用に紙コップに“安田くん”と書いて、サランラップを巻いておいてくれました。貴一さんにそんなことしてもらって幸せだなと思いました(笑)」

 佐々木については、「喋らなくても、背中で語る姿が似合う男性だと昔から思っていた」と印象を述べ、「2人で大阪城を静かに見つめるシーンがあるんですけど、こんな先輩と並ぶのいややなあと思ったことがありました(笑)。それほどまでに、無言の説得力というのがある。お芝居にすごく熱心で、陰で努力される方」と間近ですごさを実感。そして、「貴一さんも蔵之介さんも、威厳のある方は物腰が柔らかいんだな」と感動した面持ちで語っていた。(編集部・梅山富美子)

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