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「大奥」冨永愛、ファンミーティングで“久通ロス”告白

上様、勢ぞろい!
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 冨永愛が8日、NHKホールにて開催されたNHKドラマ10「大奥」(放送中)のファンミーティングに出席。吉宗登場シーンで乗馬のパートナーを組んだ名馬バンカーくんの思い出や、貫地谷しほりが演じた加納久通への思いなどを明かし、ぎっしりと埋まった会場の大奥ファンを沸かせた。イベントには堀田真由仲里依紗も参加し、来場人数は2,167名となった。

【画像】「大奥」ファンミーティングの様子

 よしながふみの大人気コミックを実写ドラマ化した本作。冨永は「八代将軍吉宗・水野祐之進編」の将軍・徳川吉宗役を務めた。黒のスーツ姿で登場した冨永の圧倒的なスタイルに会場かどよめくと、冨永は「吉宗は黒の打掛なので、黒で来ました」とコンセプトを明かした。

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 ドラマ放送後、原作からそのままで出てきたような冨永演じる吉宗の姿が大反響だった。冨永自身も「見た目だけは自信があったのですが、原作のよしなが先生が評価をしてくださったのはうれしかったです」と笑顔を見せた。

 撮影前は、吉宗のルーツとなる和歌山城などを訪れ、吉宗という人物に寄り添った冨永。人物像について「吉宗は周りに支えられながら生きている人間。その部分は自分と似ている」と解釈し、劇中で共演した水野祐之進役の中島裕翔、大奥総取締・藤波役の片岡愛之助、加納久通役の貫地谷らに支えられ、吉宗役をまっとうできたという。

 なかでも、時代劇初挑戦で精神的にも肉体的にもつらいときに笑わせてくれたという貫地谷には「もう“久通ロス”です。吉宗のバディとしても素晴らしいし、冨永愛としても素晴らしいパートナーでした」と絶大なる信頼を寄せた。

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 視聴者から「もう一度見たいシーン」というアンケートが開催され、吉宗はオープニングで海岸線を馬で疾走するシーンが多く寄せられた。冨永は「時代劇をやりたいと思い、以前から殺陣や乗馬の練習をしていたのですが、その話をしたら、急遽あのシーンを入れてくれたんです」と裏話を披露。「あのシーンの撮影はバンカーくんというベテランの馬と一緒だったんです。残念ながら、先日亡くなってしまったのですが、彼はテストと本番がわかっている本当のプロで、本番になるとトップスピードになる、本当に頭のいい馬でした」と名馬をしのんだ。

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 この日は脚本の森下佳子、原作者のよしながふみから、それぞれの将軍にねぎらいの手紙が送られた。冨永がバラエティー番組で、時代劇をやりたいことを話したのを見た森下が、吉宗役を富永に……と提案したという話に、冨永は「言葉に出すものですね」と言霊の力を認識しつつも「自分で言っておきながら、大役をいただきプレッシャーに負けそうでした」と本音もチラリ。

 今秋にはシーズン2が放送予定となっており、冨永は「亡霊でもいいから出たい」と発言し会場を笑わせると「いよいよシーズン1は最終回(3/14放送)を迎えますが、いろいろな人の生きざまを見せてくれる魅力的なドラマ。シーズン2もすごく面白くなっていると思います」と期待を寄せた。(磯部正和)

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