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伊藤沙莉、朝ドラ主演に「プレッシャー」も撮影順調!「作品を愛して大事に演じれば伝わる」

「虎に翼」主演の伊藤沙莉
「虎に翼」主演の伊藤沙莉 - (C)NHK

 女優の伊藤沙莉が26日、NHK放送センターで行われた2024年前期連続テレビ小説「虎に翼」の取材会に両親役の石田ゆり子岡部たかし、制作統括の尾崎裕和と共に出席。9月28日のクランクインから半月ほどだった感想などを語った。

【画像】猪爪家3ショット!「虎に翼」取材会より

 本作は、日本初の女性弁護士にして、のちに家庭裁判所設立に尽力した三淵嘉子さんをモデルにした物語。ドラマ「恋せぬふたり」などを手掛けた吉田恵里香が脚本を担当し、伊藤演じる主人公・猪爪寅子の生涯を描く。なお、本作ではこれまでの多くの作品のように、寅子の幼少期を子役が演じることはなく、最初の放送から伊藤が寅子を演じることが尾崎から発表された。

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 クランクインから2週間が経過したが、伊藤は「まだ、朝ドラの現場だからこれまでと大きく違う、と感じていることはあまりないです」といつも通りであることを強調するも「長いスパンで1人の人物を演じるなかで、1話から順番に撮影ができるわけではないので、このシーンでこう演じると、前に戻ったとき難しくなるかも……と計算ではないのですが、辻褄を合わせる作業がちょっと難しい」と連続テレビ小説ならではの大変さに触れる。

 2017年放送の連続テレビ小説「ひよっこ」では印象的な演技を見せていた伊藤だが、本作では主演という立ち位置で臨む。「毎朝NHKをつけている方の目には触れる。どう印象を持たれるのか、プレッシャーはとてもあります」と正直な胸の内を明かすが「作品を愛して大事に演じることで、作品の楽しさが伝わるのかな」と緊張と戦いながらも楽しんで撮影しているという。

 演じる寅子について伊藤は「女性で法曹の道を切り開いてきたと聞くと、難しいイメージなのかなと思っていたのですが、モデルになった三淵さんはプライベートだと面白い方だとお聞きしているので、そういう部分も寅子として描かれていたらいいなと思っていたんです」と語り、脚本を読んだ際、三淵さんのポップな部分もしっかりと描かれていたようで「きっと楽しんで観ていただけると思います」と期待を口にしていた。

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 また父親役の岡部から伊藤の声を絶賛される場面も。伊藤は「そういう風に言っていただけるのはありがたいです。そういう方がいるからここに立っていられるんです」と感謝を述べると「母には『これ以上物理的に声を枯らしたら、朝に聞く声じゃなくなるよ』と言われていまして。『きっと“声が嫌いだ”という声があるだろうけれど、絶対落ち込まなくていいからね』と何度も母から聞かされていたので、不快に感じなかったらいいのかなと思うようにしています」と前向きに語っていた。

 制作統括の尾崎は伊藤の起用について「三淵さんのお写真を見ると、とても柔らかい表情が印象的で、伊藤さんの雰囲気に似ているなと思ったんです」と語ると「伊藤さんは『ももさんと7人のパパゲーノ』というドラマでご一緒したのですが、お芝居の素晴らしさはもちろん、親しみやすいキャラクターも朝の顔にピッタリだと思いました。現場のスタッフもリラックスできるお人柄で、毎日順調に撮影は進んでいます」と現場の順調さをアピールしていた。(磯部正和)

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