次の朝ドラは?【2025年・2026年の作品一覧】
今後放送されるNHK連続テレビ小説(通称:朝ドラ)の作品をまとめて紹介する。
2025年3月31日より放送中「あんぱん」主演・今田美桜

第112作「あんぱん」は、アンパンマンを生み出した漫画家・やなせたかしと小松暢(こまつ・のぶ)の夫婦をモデルとしたオリジナル作品。脚本は「ハケンの品格」「Doctor-X 外科医・大門未知子」などの中園ミホが手掛け、何者でもなかった二人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現したアンパンマンにたどりつくまでの物語をフィクションとして描く。
ヒロインは、小松暢をモデルとした朝田のぶ。3,365人が応募したオーディションから、今田美桜がヒロインに選ばれた。やなせたかしをモデルとした柳井嵩(やない・たかし)役を北村匠海が務める。全26週(130回)。
【作】中園ミホ
【音楽】井筒昭雄
【主題歌】RADWIMPS「賜物」
【語り】林田理沙アナウンサー
【出演】今田美桜、北村匠海、加瀬亮、江口のりこ、河合優実、原菜乃華、吉田鋼太郎、浅田美代子、細田佳央太、阿部サダヲ、松嶋菜々子、二宮和也、中沢元紀、瞳水ひまり、戸田菜穂、竹野内豊、高橋文哉、志田彩良、ソニン、瀧内公美、山寺宏一、妻夫木聡、大森元貴(Mrs. GREEN APPLE)、中島歩、神野三鈴、津田健次郎、鳴海唯、倉悠貴 ほか
2025年度後期「ばけばけ」主演・高石あかり(高=はしごだか)

第113作「ばけばけ」は、松江の没落士族の娘で、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の妻・小泉セツがモデルのオリジナルストーリー。外国人の夫と共に怪談を愛し、急速に西洋化が進む明治の日本の中で埋もれてきた名も無き人々の心に光をあて、代弁者として語り紡いだ夫婦の物語をフィクションとして描く。脚本はNHK「阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし」(第30回橋田賞受賞)などのふじきみつ彦。
小泉セツをモデルとしたヒロイン・松野トキを演じるのは、2,892人が応募したオーディションから選ばれた高石あかり。ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)をモデルとした夫・ヘブンを、国内外1,767人が応募したオーディションから選ばれたトミー・バストウが演じる。2025年秋から放送予定。
【作】ふじきみつ彦
【出演】高石あかり、トミー・バストウ、岡部たかし、池脇千鶴、小日向文世、寛一郎、円井わん、さとうほなみ、佐野史郎、福地美晴、堤真一、板垣李光人、吉沢亮
2026年度前期「風、薫る」ダブル主演・見上愛&上坂樹里

第114作「風、薫る」は、文明開化が急速に進む明治を舞台にした、二人のナースの冒険物語。原案は田中ひかる著の「明治のナイチンゲール 大関和物語」で、大関和(おおぜき・ちか)さん(1858-1932)と鈴木雅(すずき・まさ)さん(1857-1940)をモチーフとするが、原作はなく、当時まだ知られていなかった看護の世界に飛び込み奔走した二人とその仲間たちのストーリーをフィクションとして描く。
脚本を手掛けるのは、NHKドラマ「ダルマさんが笑った。」(2014)や映画『あやしい彼女』(2016)などの吉澤智子。連続テレビ小説初出演となる見上愛が主人公・一ノ瀬(いちのせ)りんを演じ、もう一人の主人公・大家直美(おおや・なおみ)役は、2,410人が応募したオーディションから上坂樹里(連続テレビ小説初出演)に決定した。2025年秋にクランクイン予定。放送は2026年春予定。
【作】吉澤智子
【出演】見上愛、上坂樹里
2026年度後期「ブラッサム」主演・石橋静河

第115作「ブラッサム」は、明治、大正、昭和を駆け抜け自由を求め続けた作家・宇野千代をモデルとしたオリジナル作品。好奇心旺盛で即行動する主人公・葉野珠(はの・たま)が故郷の山口・岩国を飛び出し、結婚や離婚、震災に戦争、倒産に借金と、波乱万丈な生涯を送りながらも小説を書くことは決してやめず、作家としての地位を確立して読者に幸せを運んでいくさまを描く。
ヒロイン・珠を演じるのは、制作陣からオファーを受けた石橋静河。石橋が朝ドラに出演するのは、「半分、青い。」(2018)以来8年ぶり2回目となる。脚本を手掛けるのは、第109作「ブギウギ」(2023)や、夜ドラ「あなたのブツが、ここに」などの櫻井剛。2026年秋放送予定。
【作】櫻井剛
【出演】石橋静河
(C) NHK
(清水一)