シネマトゥデイ

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森田まほ
映画が好き!現場で働きたい!その思いがこうじて単身アメリカ、ハリウッドへ渡り, 現場でインターンとして日夜現場を飛び回る日々が続く。

  なんか、今回は、幼稚園の、作文の題みたいなタイトルですが、私には、人間としてとーーっても尊敬している俳優さんがいらっしゃいます。 そのお方のお名前は、ジェームズ・ガンドロフィーニ様。

映画、8mmや、“マイフレンズメモリー”、“クレムゾンタイド”などなど、悪役をよくやっている、でっかくって、ちょっとこわもてのおじさまです。 私は、アメリカに行ったばかりの頃、初仕事で、彼主演のドラマのインターンをしました。

英語は、全然わかんないし、どうすりゃイイか全く分からず不安で、いっぱいだった私に、毎日毎日

「Are you happy,today??」(今日は、ハッピーかい??)

と声をかけてくれたのは、彼でした。彼は、他のクルーにもすごくフレンドリーで、みかけは、恐いけど、すごく素敵な人だったのです。 ちょっとここで、話は、日本に戻って、私の実家の駅前は、よくドラマで使われていました。ミーハーな私や、友達は、その都度、キャーキャー見に行ったもんです。

そして、その度に、目についたのが、スタッフや、役者さんたちの横柄な態度。とにかくチョーえばりまくり!! 地元の私達は、いやな思いをしたものです。 そして、そんな私の俳優さんやスタッフに対する思いを一気にくつがえし、“ファンを大切にする気持ち”を、おしえてくれたのが、Jamesでした。

彼のドラマは、ニュージャージーを舞台にしていて、ロケ地は、全て、ニュージャージーで撮影の為、もちろん地元での人気は、凄まじく、又、アメリカ全土でも、あのフレンズをこえる視聴率のドラマです。 ある日、ショッピングモールでの撮影があったのですが、とにかくモール中の人が集まってきてしまったんです。みんな、サインはせがむわ、写 真は撮るわの大騒ぎ

さてさて、日本の俳優さんを想像してみて下さい。カメラを出しただけで、マネージャーさんが、血相かえて飛んできたり、椅子にデーーンと座ってる俳優さん多いですよね。 が!!主役である彼は、それどころか、休憩中自ら進んでサインをしてあげたり、一緒に写 真を撮ってあげたり、マフィアのボス役であるにも関わらず超ジェントル!!  

エスカレーターの上から「オーイ」って呼んでる男の子たち(当然カメラを向けてます)に向かってニヤリとしながら、中指立ててみたり、とにかくすごいサービスぶりなんです。 もちろん周りのスタッフも、全然ぴりぴりせずにニコニコと見守ってるだけ。  

いったい彼の、本番は、どうなっちゃうんだ?っていう私の心配もよそに、  

「本バーンお静かにお願いしまース。」の声がかかったとたん、あれだけわいわいしてたモール内もしーんと静まりかえったのです。 私は、もうその光景に鳥肌もんで、超感動!! ランチタイムに、ジェームズのとこまで飛んで行きました。  

「すごいなーえらいなー。」 を連発してると、彼はきょとんとして、  

「なにが??」 そうです。彼にとっちゃそんなことは、当たり前の行為だったんです。私は、撮影の邪魔じゃないの?と聞くと、 「だって、ああやって集まって見にきてくれるってことは、少なくとも、僕らのやってることに興味を持ってくれてるってことだろう?? 彼等は、僕らのファンだ。ファンにとっちゃ、僕達は、ヒーローだろ? ヒーローに直接会えたのに、ひどい態度を見せられたら、例え、それが、スーパーマンだったとしても、もう応援する気にはなれない。

ファンが愛してくれる以上に、僕らは彼等を、愛さなくっちゃ、君みたいなスタッフもそうだよ。みんなで、彼等に最大限してあげられることをするんだ。威張ってちゃ、誰にも愛してもらえないよ」 私は、大物の、この言葉に、頭をゴーンと殴られた気分でした。

確かに、いつの間にか、こういう場所で、働いてる自分に対する、誇りが、おごりへと変わってきてたのかもしれません。だから、私は、彼の行動にあんなにも驚いたんでしょう。あやうく、映画業界によくいる、エバリ虫になるとこでした。フーあぶないあぶない。

そして、彼のドラマが、賞を総なめにした、今年のゴールデングローブを見て、彼のスピリットは間違ってなかったのねと、改めて確認したのでした。          

森田まほ

                             

来週に続く…

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