シネマトゥデイ

シネマトゥデイ

まほのドタバタ結婚式(聞いてないヨの当日編)の巻

【 第28回 ロスアンジェルスのお酒事情の巻 】を読む

                             

森田まほ
映画が好き!現場で働きたい!その思いがこうじて単身アメリカ、ハリウッドへ渡り,現場でインターンとして日夜現場を飛び回る日々が続く。

 その日私は、5時半からビヴァリーヒルズの美容院に行って、きれいに変身……の はずが! かわいい髪型にはしてもらったものの、重要ポイントの顔がー!よくある” アメリカ人からみた日本人メイク”にされちまった。アイライン上下にガー!!眉太ッ 。とどめはまッピンクのほお紅

今どきいねーよこんなメイクした日本人(怒)。……と結局自分でやり直したそんな朝。しかも彼は遅刻! しかし、迎えに来た彼を見て、私は気を失いかけた。

まず、頭が、坊主になってた。(美容院行きの私に対抗して、前の夜自分でカットし てたらしいんですが、切れば切るほどおかしくなって結局バリカンでそり落としたら しい、、、) 彼はタキシード持ってないから、『BROTHER』の撮影用衣装で余ったスーツ(思いっきりマ フィア用)を着て黒ずくめ……。あんたそれじゃー、葬式に行くネオナチだよ……。

さらに!びんぼ−野郎の彼はもちろん革靴なんて持ってない。じゃあ、結婚式の予算も余ってるし、新しいの買えば??って前の日に40ドル渡してたんだけど……なぜか、当日やつが履いてきたのは、ピカピカのプ−マのスニーカー。ま、まさかま さか……

「いやあ−、革靴ってあんま履かないじゃん。だから、前から欲しかったこっち買っ ちった」

てってめええええ!!!ただでさえ、スケボーですっ転んで片足骨折してるくせに! どっからどう見ても、新郎の姿ではない彼に私の怒りは頂点に達した。 と、出発の時点で既に喧嘩勃発。なんか嫌な予感。 そして、その予感は見事にあたってしまったのです……。

まずチャペルの横には、なぜか離婚専門の弁護士事務所。 戸惑いながらもチャペルに入る二人。受付のおばちゃんは、にこやかに説明をしてく れる。でも、スペイン語…、 「あのー、英語で話してもらえますか?」 と、頼んだところ、受付のおばちゃんは血相を変えて 「とりあえず英語の話せる牧師を探してくるから待ってろ…」

???? 「その間、式をあげるチャペルを5つのタイプから選べ」 そう、ここには5つのちっちゃなチャペルが入ってて何処で結婚できるか選べるので す。が、写真を見せられた私と彼は、あぜんとした。 超悪趣味…。ハートでいっぱいのタイプやら、バラでいっぱいのタイプやら、、高速から見える安めのラブホよりひでえ。もうどうでもいいよ。なんでもいいや。とりあえずBタイプで。 決めたところで牧師登場。

「はいはいはい、英語で式挙げたいのあんた達?? 今日は日曜だから、忙しいんだ よ。おらチャペルはあっち。行った行った」 せき立てられる2人。 「あーなんか、式の途中で流したい曲ある?? エルトンジョンとか…」 その瞬間電光石火の勢いで、車にCDを取りにいった彼…

「これかけてください!!」 何??あんた何ッ持てきたん?!  3秒後、大爆音でかかったのは、牧師さんもビックリのテクノ版ビョーク。はあ、もうめちゃくちゃだ…。  

かたことの英語で、誓いの言葉をいう牧師さん…。 なんか、ワカンナイよお。結婚式ってアイドューだけじゃないんだ。誓いの言葉って、 聖書の引用だからやけに難しいんです。えーい、分からん!パス! てなわけで、

「ほにゃほにゃほにゃ−……ネクストプリーズ!」 を連発の、いい加減な私。呆れる彼。フン、お前のこのうるせ−テクノの仕返しじゃー 。 そしてとどめは、指輪交換。はっ、しまった。確認しとくの忘れてた。

「ちょっと、あんた、指輪持っってきた??」 にこやかに、自分の薬指に(なぜかもうはめていた、、)光る指輪を見せる彼、、。

「エ…ていうか、私のは??

「エ……あ、いるんだっけ」

いるさ!!めちゃめちゃいるってんだ!!ばかばかー。結婚できないじゃんよ!

そんなパニック状態の私と、放心状態の彼を見て、牧師さんが言った。 「あの、指輪なら、ひとつ10ドルでアリマスヨ」 こうして無事に(?)式を終えた私達を待ってたのは、いやにかたくてちっちゃなケー キと、明らかにキのぬけたシャンパンだった。

そしてー!!楽しみにしていた、ラスベガス旅行はといえば、、最後にもらったおもちゃの乗車券みたいなのがそうだったらしくて、スペイン語での50人参加大型バスツアー、……。バスッすよバス。それも、行き帰りだけで、宿代は入っておらず。 (けち−!!)

希望者が50人(=25カップル)になるまで出発は未定らしい…。 そんないかがわしいツアーいったい誰が行くってんだ! ちっ。  

こうして、夢のラスベガス行きを断念した私達、かくして、バスツアーの切符は、 またもフライおじさん(まほのハリウッド日記第18回に登場)の手に渡ったのであ ります。(果たして彼が行ったのか?それともまた売ったのか?どうかは定かではあ りません)

森田まほ


<お知らせ >
1.“まほのハリウッド日記特別編”を掲載しました。まほちゃんがハリウッドで撮った写真も満載!

 

                             

来週に続く…

ハリウッドで飛び回る20歳の乙女、まほちゃんへ励ましのメールを!

(皆様からいただいたメールから、まほちゃんはパワーをいただいているそうです。メールは編集部で1度受け取ってからまほちゃんへ渡されます。本人へ直接メールされるわけではありませんのでご了承下さい。また、いただいたメールはまほちゃんが必ず読んで出来る限りお返事を書きたいとのことです。)


FLiXムービーサイト内「まほのハリウッド日記」
maho@flix.co.jp

[PR]

この記事を共有する

映画アクセスランキング
  • Loading...
»もっとランキングを見る«
スポンサード リンク
スポンサード リンク