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 『案山子/KAKASHI』舞台挨拶

去る6月15日に都内・渋谷シネパレスで初日の幕を開けた怪奇ドラマ『案山子/KAKASHI』。2週目を迎えた22日には、鶴田法男監督と出演者の柴咲コウによる舞台挨拶が行われた。『リング0~バースデイ~』の鶴田監督、『バトル・ロワイアル』で人気急上昇中の柴咲の2人が顔を揃えるとあって、会場には大勢のファンが足を運んだ。途中、心ない1人の観客のおかげで舞台挨拶が中止になるというアクシデントに見舞われたが、その後にロビーで行われた囲み取材では、監督&柴咲の息の合ったトークなどにより大いに盛り上がった。


監督から見た柴咲さんはどんな印象ですか?
鶴田 本当に素晴らしい女性だと思います。性格もいいし、正直でとても素直だし。最初にこの役にキャスティングしたときには、誰だかわからないけれどキレイな女優さんが出ているぞ、と観客に思わせようと狙ってたんですよ。ところが『バトル・ロワイアル』などであっという間に人気者になっちゃって。ぼくの思惑は外れちゃったなぁっていう(笑)。
柴咲

私の方こそ鶴田監督と一緒にお仕事ができて、とても勉強になりました。すごくいい監督さんだなぁと心から思っています。

この役を演じるにあたっての感想を教えてください。
柴咲 私も恋はしたことがあるので、宮森泉という少女の心情を理解することができました。切ない気持ちになりますよね。
 
監督はこの映画で何を訴えようと思いましたか?
鶴田  ホラーだけど、人間の愛や憎しみを描いています。特に柴咲の役は、幽霊なんだけどとても人間らしい幽霊になっていると思いますね。
共演者の野波真帆さんとは現場ではどうでしたか?
柴咲 やっぱり映画の設定上、すごく和気あいあいという感じにはなりませんでした。間に一線を引いた感じというか。でも、それは役作りのためであって、それ以外のものではありません。
出来上がった映画を最初に観た時の感想は?
柴咲 怖かったですね! 自分でやっている時はよくわからなかったりするんだけど、音が付いたりするとビクッとしちゃうシーンもあったりして。特に怖かったのは、階段のところで下を向いて座っているところです。顔が見えないけどすごく不気味な感じがするんですよ。
鶴田 『案山子』の特殊メイクは結構大変だったんですよ。手足の自由が効かないし、すごく不自由だったと思いますね。
柴咲さんは前に監督のことを「月のような人」とおっしゃっていたそうで、監督がどういう意味か教えてくださいと。
鶴田 顔を見てそう言ったのかなって(笑)。
柴咲 違いますよ(笑)。なんていうか、現場でも、例えば深作欣二監督だとワーワーと大きな声を出したりして、すごく迫力があるんですよね。だけど鶴田監督は、一言で相手を納得させてしまう、こちらが納得してしまうような、そんな風な物の言い方をするんですよ。だから、ギラギラした太陽っていうよりは、私にとっては静かな月というイメージなんです。
(取材:今 祥枝)
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