シネマトゥデイ

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【地獄のパターゴルフ】
(砂漠の恐怖)

【おっさん誰?(まほ最大のピンチ) 】


                             

森田まほ
映画が好き!現場で働きたい!その思いがこうじて単身アメリカ、ハリウッドへ渡り、現場でインターンとして日夜現場を飛び回る日々であったが、ある日アメリカ人の青年と結婚。その後予定外の妊娠をするが、無事出産。現在はグリーンカードを取得すべく待機中。

  お友達のジョンとゾーイといっしょに、ちょっと田舎の方までドライブしたときのこと。

ぶるんぶるん車をどこまでも走らせても、走らせても…なにもない!!


ちょっとは、ダイナーなり何なり遊ぶところがあってもいいはずなのにほんっとになにもない。そのうち腹も減ってきて、機嫌も悪くなってきた。


どっかに、飯はねえかー飯は!!運転手ジョンの頭にかじりつきそうになったところに、前方にマクドーナルド発見! イエーイ!


よだれを垂れ流しながらビッグマックにかぶりついていると、この砂漠のマクドナルド、なんと裏にパターゴルフ場があるというじゃないの。いってえどういうマックなんだ? よっぽど土地が余ってんだろうね。実は、私パターなんて未体験。いちお、高校では野球部のマネージャーしてたからちっこい球を打ったりっていうのはきっと得意なのかもしれないわ。よし!!やってみようぜ!


つーわけで、私と友達の2人でパターゴルフをしよって話になったわけさ。受付を済ませて三人でクラブを持っていそいそとでかけていったんだけど。
暑い!!!
もう、コツコツやってるうちにだらっだらと汗がしたたり落ちてくる。しかも、パター初体験の私は、入らない、入らない。まず打つところからして、前回のビリヤード状態。空振り連発なわけさ。最悪よ。一つ終わるのに、たぶん30回はたたいてたな。やだやだー!!うえーん助けてー!


半泣き状態の私にさらに悪夢が。こんな田舎のどっから沸いてきたんだか、がっちりマッチョなアーミーの兄ちゃん達が5人ほどやって来たのだ。ド下手な私とは大違いの兄ちゃん達は、ぽこんって入る音とともに「ウオーッ!!」とでかい雄叫びをあげてはこっちに近づいてくる。
私のオタク友達ジョンは、震え上がった。

「俺、学校でいっつもああいうのにいじめられてたんだよ。完全なトラウマだから呼吸がおかしくなりそう」


なんて、ただ一人男のくせにそうとう頼りない発言。
そんなこんなしているうちに、ついにやつらが追いついてきた。ジョンもゾーイも追い詰められてる分一発で決めて残るは私のみ! 後ろからは兄ちゃん達が案の定ぴゅーぴゅー言い出した。や、やばい。私はプレッシャーに弱い女。頼む。アーミー共。シャラップ!


これは超簡単な、うまく細い坂を上りきってぽこんと穴ん中に入りゃあいいだけなんだけど、これが何回やってもうまくいかねえ。強く打ちすぎりゃあコースがそれてあらぬほうへと行っちゃうし、弱く打ったらコロコロ戻ってきちゃうし。


始めは、蚊の鳴くような声で「がんばれー」
とか言ってた2人も、今や完全にうつむき気味。しかも無言。
アーミー兄ちゃん達もブーイングすらやめちまい、「早く入れろよ、このアマ」状態。私の背中には重い視線が突き刺さる。

ぱこっ。ぱこっ。コロコロ。コロコロ。 くそおおおおお!!!!はいんねーんだよちきしょー!!!
森田、発狂寸前。も、もうだめだ。私、この空気に耐えられません。


コロコロっと戻ってきた球をそっと拾い上げた私は、「次いこー」と一言。弱虫三人でとぼとぼ次へ行こうとすると、いきなり肩を後ろから引っつかまれた


恐る恐る、後ろを振り向くとドッグプレートをして、タンクトップ。筋肉もりもりの「軍曹」チックな兄ちゃんが立ちはだかっておったのです。「ウエイト〔待てよ〕!!!」
ひ、ひいいいっ。なんなんすか!!勘弁して下さいッ。

次週につづく

 



お知らせ:月刊フリックスでまほちゃんが、「好き勝手クロスレビュー」の連載を始めました。ハリウッドのカリスマビデオ店員マイケルのちょっと辛口レビューも要注目!



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